第42回 知られざる日本とロシアの友好の歴史と、事実を知る事の大切さ

【辻堂道場HP】
【大船道場HP】
【辻堂大船道場公式インスタグラム】
【辻堂大船道場X】
【寺子屋ラジオ】
【辻堂道場HP】
【大船道場HP】
【辻堂大船道場公式インスタグラム】
【辻堂大船道場X】
【寺子屋ラジオ】
武道は人々の平和を守るために必要不可欠なインフラのようなものだと思います。
なぜなら、武道は闘争を促すためのものではなく、社会を乱す原因となる人間の欲やエゴを静めるためのものだからです。
武道は筋肉・頭ではなく、呼吸・心の状態を大切にします。
これは体験してみないと解らないのですが、人間の体は呼吸が深くなると振動します。
振動すると相手と衝突をしなくなります。
暴力は筋肉や欲望によって成立しますが、武道の技はそうではなく呼吸の深さがなければ成り立ちません。
心が乱れた状態では呼吸も乱れますから、心の状態はより大切になります。
つまり、心が正当でなければ技はできないという事です。
他人を傷つけ、陥れるような人間にはできません。
今はだいぶ変わってしまっていますが、本来の武道の技はそのように作られています。
私は武道のそういうところに日本人の美しさや優しさを感じます。
現代の競争社会では、勝つ事や他人より優位になる事ばかりが優先されています。
言い方を変えれば、欲望やエゴを優先させなければ生きていけない社会になっているという事です。
しかし、日本人の精神的土台であった武道の本質に気付くと、現在の競争社会の価値観がいかに日本人の生き方を狂わせているかが解ります。
武道は競争の価値観ではできません。
今、世界は荒んでいます。
これから私達はどのような価値観で生きていけば良いのか。
その答えが武道にはあります。
今の時代こそ、多くの人達に武道の本質に触れてほしいです。
そうすれば本当の意味で平和の尊さを真剣に考える人達が増えていくと思うからです。
武道は社会の平和や人々の幸せを作っていく土台です。
まさにインフラだと思います。
辻堂・大船道場は皆様と本物の道を歩みたいと思います。
【辻堂道場HP】
【大船道場HP】
【辻堂大船道場公式インスタグラム】
【辻堂大船道場X】
【寺子屋ラジオ】
いつも稽古を支えていただきありがとうございます。
今回はある農家さんを通して、本来の日本人の姿を考察しました。
これからの日本人はどう生きるべきかという課題に重要な手掛かりを示している農家さんの言葉をご紹介したと思います。
その方は、独自の農法を提唱し、大切なのは自然に対する心の態度であると話されています。
その方は言います。
「世には様々な農法や農業技術がありますが、なぜか田畑で作業する時の心構えや心の持ちようを記した指針が見当たりません。
人の心が電波と同じように何らかの波、心の波を発しているのは間違いありません。
その「心の波」を科学的に感知する機械がいまだに開発されていないというだけです。
科学が正しい方向に発展すれば「心の波」を完治する精密機械はいずれ出てくるでしょう。
重要なのは心の波を感知する事で、その人と会話する事で心地良く感じたり、不愉快に感じたりする事です。
心の波は間違いなく、周りにいる人や動植物達の感情や気分に何かしらの影響を与えている。
これに関連して、植物が人の言葉に反応する事は既に多くの実験で証明されています。
有名な実験ではこうです。
同じ花を植えた鉢を3つ並べておきます。
毎朝、1つの花には「綺麗だね。ありがとう」優しく声を掛けます。
隣の花には「汚いね」と罵声を浴びせる。
隣の花は声もかけずに無視する。目も合わせません。
何日かすると無視した花が一番最初に枯れるというのです。
これで解る事は2つあります。
1つは、その花が人間に関わってもらう事で良い影響を受けているという事です。
たとえ、罵声であっても無視するよりは良いという事です。
2つ目は、「綺麗だね」と言う時の心の波はその花に良い影響をしっかりと与えている。
という事です。
量子力学も発展していますから、今はそういう事もかなり解ってきています。
「ありがとう」という時の心の振動は人にも植物にも素晴らしい影響を与えています。
それから発生する振動は黙っていても相手にしっかりと伝わるのです。
その波は、田畑の全ての生物に伝わっている事は、自分が農業をやっていて実感している。
例えば、農薬を巻く農家の思いは「害虫や有害な微生物は殺してやる」という殺気に満ちた思いです。
虫達は馬鹿ではありません。ちゃんと察しています。
殺気はどんな生物も嫌なのです。
必死に農薬を回避しようとするのです。
現実には上手に動けなくて農薬で死んでしまう虫達も多くいますが、そんな畑で作られた作物は殺気と殺された虫達の悲しみに満ちているのです。
当然の事ながら振動も乱れまくっています。
そんな波長の悪い作物を「美味しい美味しい」と言って食べている現代人の異常さを考えてみてください。
農の最終目標が全ての生物と共生していく事です。
常日頃からその思いを持っていれば、自然界の生き物にも伝わって、人と和むものになっていくはずであり皆様にもそういう事を考えていただきたいと思います」
、と言われています。
この方が凄いのは、ただの精神論ではなく実践し成功しているという事です。
畑の近くには森がありますので、動物達もいます。
普通は作物を荒らされてしまうものですが、その方は動物用の畑をつくり動物達に語り掛けています。
すると、動物達は自分用に作られた作物以外は手を出しません。
何回やってもそうなります。
動物達にも共存の思いが確かに伝わっている証拠です。
もちろん電気柵や捕獲用の罠は一切使用しません。
ちゃんと愛の気持ちで農業を成り立たせています。
それを考えると現代は、農にも戦いの要素が多く入り込んでしまっています。
益虫と害虫、益鳥と害鳥と呼んで区別しています。
それが普通であり良い事とした風潮まであります。
しかし、自然界を1つとして見ていくと皆が大切な役割を持っています。
全体として健全に機能しています。
本来の日本の考えは皆が神様であるというものです。
八百万の神の精神であり、武士道の「刀を抜かず」の原点となっています。
武士道が土台となっていた江戸時代は似たような農法を実践する人達がいたという事ですから、まさに日本精神とはこういう事かと思わされます。
とはいえ人間は邪念に満ちており、そのような優しい思いを裏切りもします。
ですから、当時の日本人はこのような農の在り方だけではなく武士道や侍道も大切にしました。
それは、「優しさだけでは駄目だ。厳しさも大切にしなければ人間は過ちに気付けない」としたものが武士道や侍道だからです。
あれだけ恐ろしい技を稽古するのは何故か。
それは、身を守るため。
しかし、それ以上に人間の欲やエゴの恐ろしさに気付く為です。
戦う必要がない社会を共に作っていくためです。
そこまで平和に真剣に向き合っていました。
守るべきもの、慈しむべきもの、この世で最も価値あるものは何かに気付かせていく。
本来の農は、畑の動物達を幸せにするではありませんが、
武道は、人間と動植物(暴力を静める力を与えてくれる存在達)を守れるようになっていく。
動植物達は自然を循環させ、私達に呼吸を与えてくれます。
その呼吸によって調和が可能となり、暴力を平和に変えていけます。
かつての日本人は、武道や農業を通してそこに気付きました。
全てが循環し、支え合っているという事にです。
だから、武道に取り組む人は社会に平和をもたらす存在になります。
武士が命を守り、農家が命を育む。
それが日本です。
和の文化です。
これこそ次の時代に必要なものではないでしょうか。
それが日本には既にありました。
日本は戦後80年を迎えますが、あらゆる分野の崩壊が急速に進んでいます。
いまだにGHQの洗脳政策は日本全体に暗い影を落とし、日本人は土台となる価値観を調和から競争へと作り替えられてきました。
かつてお互いを大切に思い、助け合いながら社会を形成してきた日本人の美しい生き方は根底から否定され、今や競争社会の影響によって自分の事しか考えられない人達で溢れています。
心や精神の事など何を言っているのか解らないといった具合にです。
そんな日本人の精神崩壊によって、社会の崩壊が止まりません。
これは競争社会による人々の精神的劣化が原因です。
これからますます混沌としていく社会でどうすればいいのか?と思われる方も多いと思います。
そんな時こそ冷静になり、自分達の足元を見てほしいと思います。
今の社会状況を打破するための明確な答えを持っているのが本来の日本です。
現在もそれを実践し、体現されている方はいます。
その事の価値が解るのは、権力で煌びやかな世界に溺れた人達ではなく、混乱した社会で傷つき人の心が理解できる国民の方のはずです。
この素敵な日本精神と文化を改めて皆様と一緒に守っていきたいと考えます。
皆さんも武道や農業、他にも素敵な日本文化に心を寄せてみてください。
第41回 一人の農家が実践する生物達との共生農法と、武道の本当の価値
youtu.be/BbzG7qhriik?si @YouTubeより
【辻堂道場HP】
【大船道場HP】
【辻堂大船道場公式インスタグラム】
【辻堂大船道場X】
【寺子屋ラジオ】