最近は昆虫食が推進されるなど、以前にも増して食糧危機が騒がれるようになってきています。
それと並行して、日本の農業の崩壊が加速しています。
元々戦後から日本の農業は破壊され続けていましたが、最近は特に多方面での崩壊が進んでいます。
食料自給率は30%以下にまで落ち込み、今年だけで300戸以上もの畜産農家や米農家が廃業してしまいました。
これに留まらず、来年の廃業を既に決定している農家も続出しています。
誰の目から見ても、日本の食糧事情に異変が起きています。危機的状況です。
それにもかかわらず日本政府は農家を援助するどころか、理不尽な政策によって農業の破壊を急速に進めているのです。
米農家への補助金打ち切りを推進する「畑地化促進事業」、
ゲノム編集や遺伝子組み換え作物を推進する農家や企業に優先して農地を貸すために、現行の米農家や畜産農家から農地を取り上げ国家が管理できるようにする「農地法」、
乳牛を1頭殺処分するごとに20万円支給するが、新たな牛の補充は認めないといって酪農家の廃業を促す「酪農経営改善緊急支援事業」など、露骨な農業潰しを進めているのです。
ちなみに海外の自給率はウクライナ440%、フランス187%、カナダ185%、アメリカ116%、ドイツ101%、イギリス97%、ロシア151%です。
この数字を見て驚かれる方も多いと思いますが、本当はこれが普通なのです。自給率30%以下などあり得ないのです。
今の時代はいつ何が起こるか解りません。
どの国も不測の事態に備えて、食糧だけは優先的に守っているのです。
いかに日本が異常な状態に陥っているかが解るかと思います。
国の安全保障上、農業の崩壊などあってはならない事であり、ましてや自分達から壊していくなど考えられない暴挙なのです。
これに加え、最近は鳥インフルエンザ防止対策という名目で、日本中の養鶏場がターゲットにされ、合計で1457万羽の鶏が殺処分されています。
しかし、多くのウイルス研究者が指摘している通り鳥インフルは人間に感染する事はなく、鳥にもほとんど影響がない事が解っています。
鶏の体温は平均で42℃ですから、40℃で死滅してしまうウイルスが侵入したとしても全く問題ないという事まで明らかにされているのです。
研究者や専門家は、こんな事で殺処分などあまりに非人道的すぎると厚労省に抗議をしていますが全く無視されています。
こんな事をやっているため現在の日本では鶏肉が国内で賄えなくなり、急遽ブラジル産の鶏肉を大量輸入しています。
なぜこのタイミングでブラジル産なのでしょうか。
ブラジルは違法とされているホルモン剤や遺伝子組み換えの餌を鶏に投与しているので、世界各国から危険と判断され鶏肉の輸入を禁止にされています。
日本はそのような国民を守るための規制は全て廃止していますから(実際はアメリカの圧力によって廃止させられている)、余った在庫分を集中的に輸入できるのです。
膨大な量なので日本だけでは処分できませんし、そもそも国内産が流通していれば大半の人達はそちらを選ぶでしょう。
ところが、国内産が不足している今であれば、消費者もブラジル産の物に手を出さざる負えなくなります。
このタイミングでブラジル産を輸入し販売すれば、あまりに余った在庫分を処分するのに一番都合が良いという事です。
鶏肉だけではありません。日本は他の国からも本来、人が食してはいけないような物を大量に輸入しています。
そのどれもが遺伝子組み換え、ゲノム編集(遺伝子組み換えの2倍以上の毒性)、農薬を大量に使われた作物ばかりです。
つまり、日本は食品とは呼べないような危険な物を消費させられる在庫処分場と化しているのです。
私達日本人は意図的に危険な食品を食べざるおえないような状況にされています。
その事に大半の人達が目を向けていません。よく考えなければなりません。
今、変な病気にかかる人達が増えています。
発達障害の子供達も戦後最大になっています。当然の事ではないでしょうか。
こうして日本の農家が潰され、鶏や牛が殺され、私達の健康が害され、食糧安全保障が意図的に破壊され続けています。
もし、こんな状況で海外からの輸入が止められたら日本は確実に食糧危機に陥ります。
なぜなら日本は作物を栽培する為の肥料すらも輸入品に頼っています。
それらが一気に入ってこなくなれば、食料自給率が現在の30%から8%以下になってしまう事も明らかになっているのです。
日本の食糧事情は既に崩壊しており、やがては危険な食品すら食べられない状況になる事が現実に迫っているという事です。
そして、まるでこういう事態になる事を見越していたかのように権力側は食糧危機を煽り、「これからは昆虫食の時代だ!」と昆虫食を大々的に宣伝し進めてきています。
あまりにも露骨な彼らの行動を皆様はどう思われるでしょうか。
一部の学校ではコオロギパンやコオロギクッキーが給食で出されたり、大企業は次々と昆虫食の参入を発表するような有様です。
そして、コオロギをはじめとした昆虫の養殖をする人を「新時代の畜産農家」などといって認定し、そちらには多額の補助金が出されています。
今まで日本の食料安全保障のために貢献してきた米農家や畜産農家を潰しておきながら、裏ではそのような事をやっているのです。
しかも、その養殖コオロギは遺伝子組み換えなので白い体をしています。
そんな危険なものを食糧危機だと言って、私達だけでなく子供にまで食べさせようとしています。
本当に昆虫食が必要なぐらい食糧事情が危ないのであれば、輸入などに頼らず、一刻も早く伝統的な日本の農業や作物をしっかり守り再生させていくべきです。
食料安全保障だけでなく、私達の健康も守られ、これから起こるかもしれない食糧危機にも十分に対応できます。
それらを一切行わず、ついには昆虫食、遺伝子組み換え、ゲノム編集です。
・・・現在の日本は一体どこに向かっているのでしょうか。
こうして見ると、明らかに今の日本は意図的に農業を破壊する方向に進んでいる事が解ります。
これは世界の流れを決定する会議である「ダボス会議」が提唱するグレートリセットやSDGsが深く関係しています。
このグレートリセットは、一部の人達の利益と搾取のために進められているものである事はご存知の方も多いと思います。
日本の上層部は大臣達をはじめ「日本はグレートリセットに全面的に協力する」と表明するほど彼らと癒着していますから、ダボス会議の計画通りに動く事は自分達の利益と権力維持になります。それを優先しているという事です。
その証拠に日本政府は「日本の食料は国内の伝統的作物から、海外からの輸入による高収益作物(遺伝子組み換え・ゲノム編集)へ転換させる」と外国企業優先の方針を明確にしています。
これだけ多くの日本人が苦しんでいる状況で「日本の伝統的な食を廃止する」などと言うのです。
実際に、日本の食糧関係に進出してきている外国企業は不自然なほどダボス会議のメンバーが運営している企業ばかりなのです。
つまり、日本の農業が破壊され、突如として昆虫食に注目が集まりだしているのは決して偶然ではないという事です。
日本政府はこの昆虫食を「未来の食卓」などといって宣伝していますが、ダボス会議も、「地球を救う未来の食卓」といってSDGsやグレートリセットの重要な項目の一つとして提唱しています。こういう事なのです。
このダボス会議と深いつながりを持っているハワイ大学名誉教授のジョージ・ケントは、「世界飢餓の恩恵」という学術論文を発表し、こう述べています。
「エリート達が裕福で豊かになるためにも世界から飢餓をなくしてはならない。私達には飢餓が必要なのだ。
飢餓はエリート層にとって非常にポジティブな価値をもっている。飢餓は世界経済が機能するための重要な要素である。
大半の者達は理想や貢献などではなく、所詮は食べ物のために働いているに過ぎない。
そのような者達に食べ物と生活を十分に与えてしまえば働く意欲が低下するのは当然である。
つまり、食べ物を与え、裕福な生活を与える事はエリート層にとっては損失である。
与えないからこそ貧民たちは安価な賃金でも仕事にすがりつくのである。
エリートにとって飢餓をなくすことは災難でしかない。
飢餓が亡くなったら誰が畑を耕すのだ。誰が作物を収穫するのだ。
誰が工場で働き、泥に汚れながら建築作業に従事するのだ。
我々エリートがやりたくない仕事はたくさんある。
貧民層が安く働き続ける事が我々には重要なのである。
飢餓は解決するべきではない。飢餓とは資産であり財産なのだ。
我々エリート層がやるべき事は、安価な労働力を確保できる社会的基盤を整え(貧困層を増やす)、工場や土地を所有し、政治家や企業に献金できるだけの十分な財力を確保し続ける事である。」と、述べています。
信じられない事ですが、この論文は国連で賞賛され、ホームページにも堂々と載っていました。
そして、ダボス会議でもこれと同じような意味のグレートリセットが提唱され、議長のクラウス・シュワブ氏は喝采を浴びています。
これがエリートなどと呼ばれる人達の本音なのです。
日本は、そのグレートリセットに全面的に協力すると宣言し、シュワブ氏と各大臣達は固い握手を交わしている現実を私達は真剣に考えなくてはならないはずです。
今、真剣に考えなければ子供達の未来を守る事はできないからです。
日本の権力者や大企業と、ダボス会議、国連は同じ目的でつながっています。
彼らは、私達日本人の事を「理想などなく、所詮食べ物を求めて生きているだけの集団」と言い放っています。
こんな事を言う人達に従順に従っていていいのでしょうか。
彼らの言う事をひたすら煽り続けるメディアや、それに扇動される社会の流れに従う必要はないと思います。
だからこそ国民同士で競争などして分断するのではなく、力を合わせ調和と共存に意識を向けるべきではないでしょうか。
かつての日本人が示した武士道精神や心からの行動は、世界の人達から信頼と尊敬を集め、共に幸せな社会を作る道を示してきました。
一握りの権力者の思惑通りに従うのではなく、私達1人1人が共存共栄に向かって心から協力し合えていたのです。
日本人はそういう事ができる力を持っています。
今の時代にこそ日本人の本当の力である調和力と真実を見抜く深い心を取り戻すべきだと改めて思わされます。
インドネシアで「インドネシアの恩人」と呼ばれ、語り継がれている堀内豊秋という日本人がいます。
この方は、当時の旧日本海軍の大佐であり1942年1月11日に行われたオランダの植民地にされていたインドネシアの救出作戦に従事します。
日本は僅か数日でオランダの抵抗を鎮圧し、インドネシア人の救助に向かいますが、そこでの光景は悲惨極まるものでした。
現地の人達は両手足を鎖で繋がれ、手首や足首が切り落とされた人達がたくさんいたのです。
なかでも堀内大佐が衝撃を受けたのは、子供でも容赦なく同じように切り落とされていた事でした。
当時のオランダやイギリスをはじめとした欧州諸国は、アジア各国を植民地化し、現地の人達を奴隷として扱っていました。
インドネシアでいえば、豊かな水田に溢れていた土地を次々と破壊し、オランダの利益のために輸出用のタバコを栽培する畑に無理矢理作り直させ、収穫のノルマが達成できない場合は手首を切り落とし、それでも達成できない者は無能と判断され銃殺して家畜の餌にするなどという事をやっていました。
まさに非道の極みですが、当時は本当に日本の周辺国はそのような地獄の状況だったのです。
これだけでも如何に日本とアジアの平和が脅かされていたかが解るかと思います。
この状況を目の当たりにした堀内大佐は、「これが人間のする事か・・・何とかして彼らを立ち直らせ、インドネシアを復興させねば」と決意します。
堀内大佐は現地の指揮権を与えられていましたので、司令官として徹底した善政を敷いていきます。
オランダが課していた、たばこ税や塩税などの税は全面廃止し、水田の復活と同時に塩や作物の作り方を指導していきます。
また、オランダ軍に協力させられ日本軍に銃を向けてきた現地の人達を無罪放免とし解放するとともに、各家庭には救急箱や食料を支給していくのです。
この対応には反対する部下や激昂する部下も当然いました。
しかし、堀内大佐は、
「投降した者は敵ではない。投降兵にも博愛を以って臨む。
彼らはオランダ軍に家族を人質に取られ脅され無理に協力させられていた事を考慮しなければならない。
彼らは望んで銃口を向けたのではない。彼らは敵ではなく犠牲者なのだ。
あの疲弊しきった姿を見れば解るだろう。生きる希望を失っている。
そんな犠牲者を救出するために我々はここに来たのではないのか。
我々は日本とアジア全体の平和、人種差別の撤廃、植民地支配の解放が目的である。
ならば、日本人は支配や圧政ではなく、共存共栄を望んでいる事を示すべきである。
戦争が目的ではない事を強く示し、彼らにもこれ以上誤った選択をさせない事に力を注ぐべきである。
日本人として無抵抗の人達を傷つける訳にはいかないのだ。」と部下を諭すのです。
堀内大佐自身もこの戦闘でたくさんの親友を失っています。それにも関わらずこのような事が言えたのです。
今でしたらどうでしょうか。
コロナ騒動の際にはマスクをしない、ワクチンを打たないだけで非国民扱いをするような人達が大勢いました。
現在の日本に、この言葉の価値を理解できる人が何人いるのだろうかと思わされます。
その後も、堀内大佐は丁寧に部下を説得して回るとともに、インドネシアの復興に尽力します。
すると、解放されたインドネシア人が全員戻ってきて、日本人の仕事を一生懸命に手伝ってくれるようになります。
そして、週一回は必ず盛大にパーティーを開き「日本人ありがとう。日本は私達の恩人である」と笑顔で感謝を伝え続けてくれるようになるのです。
現地の人達のなかには、「日本人は私達を助けに来てくれた。それなのに私達はあなた達の大切な友人を傷つけてしまった。ごめんなさい。ごめんなさい。」と泣きながら何度も何度も言う人も沢山いたそうです。
その姿を見て、最初は堀内大佐の方針に反対していた部下達も己の未熟さを深く反省し、現地の人達との信頼関係に尽力したそうです。
しばらくして、堀内大佐と部下達が現地を去る時は、数千人ものインドネシア人が集まり、手作りの日本の国旗を掲げたり、拙い日本語で一生懸命に歌を歌ってくれたり、少ないはずの食料を村中から搔き集めて持ってきてくれたり、先が見えない程の長蛇の列が日本人に対して拍手を送り続けてくれたりするなど、思い思いの表現で感謝を示してくれました。
当時の人達の証言によると、見送られる日本人も、見送るインドネシア人もお互いの感謝感謝で凄い盛り上がりだったようです。
そして、インドネシア独立50周年記念式典の際に堀内大佐への感謝を込めた慰霊碑が建立されます。
今もこの慰霊碑は綺麗に整えられ大切にされているのです。
このような事実を知ると、日本人は決して戦争など望んでいなかった事、たとえ戦争になってしまっても平和への願いを忘れたりはせず、懸命に共存共栄の世界を実現させようとしていた事がよく解ると思います。
先に述べたようにSDGsやグレートリセットを進めている人達は、私達日本人の事を、「理想などなく、所詮食べ物を求めて生きているだけの集団」と言っていますが、一体これのどこが「食べ物を求めて生きているだけの集団」なのでしょうかと私は強く思います。
とても愛に溢れ、誇り高い歴史を持っているのが私達日本人です。
日本人の武士道精神・生き方・文化はこれほど素晴らしい影響を与えてきました。
かつての植民地支配と同じように、世界中で支配・管理・搾取が強まってきています。
しかし、日本人の本当の姿を知ると、それらに迎合するなど一番やってはいけない事だと思えるのではないでしょうか。
あの時代に日本はただ一人「人種差別や奴隷制度などおかしい」と勇気をもって訴えました。心を尽くしました。
だからこそアジアの国々が平和に向かっていったのです。これは誇張ではありません。
今の時代にこの歴史的事実を知り、自分達日本人は何者であるのかを見つめ直す事は大きな希望になると思います。
いつまでも政府や権力の命令が絶対だとか、競争社会のなかで勝つことを目標にするといった悪しき価値観に従うのではなく、
先人の思いやインドネシアの人達の感謝に恥じない生き方を選ぶべきだと思うのです。
1人1人が調和力を発揮し、信頼や協力によって社会を回すことができれば日本は立ち直っていけるはずです。
そして、それを望んでくれる人達が多くいる事を忘れてはいけないと思います。
皆様と共に武道の道を深め、日本の心を伝え合っていくことにより、日本の未来がより良い方向に向かうと信じております。
このような時代に皆様とつながれる事を心より感謝しております。