先月の3月で東日本大震災から10年が経過しました。
今はコロナ騒動の真っ最中で、社会はあの時以上の混乱期にあります。
東日本大震災の時も大変な混乱であり、大変多くの方が亡くなった痛ましい出来事ではありましたが、日本人同士の意識が分断される事はありませんでした。
今回の騒動は長引いているうえに人の意識も分断されています。
日を追う毎に分断は深まり、ぐすぐずしていると修復不可能な状況にまできています。
今まで隠されていた事実もどんどん浮き彫りになってきています。
むしろ今の方が社会的混乱も、人々の迷いも深まっていると言っても良いかもしれません。
1人でも多くの人達が今までの競争社会の実態に目を向けて、日本人としての心を思い出していただければと思います。
10年前の震災時にも、そういった事に気付かされるような出来事がありました。
良い例があるのでご紹介いたします。
あの震災が起こった当時、世界で一番早く救援隊を組織して動いてくれた国があります。
その国とは台湾です。
日本では知らない方も多いですが、台湾は世界一の親日国です。
それを象徴するように台湾は救援隊を派遣した後もすぐさま募金活動を展開し、民間だけで集まった金額は200億円を超えました。
この額は世界一の義援金となりましたが、日本の為にとあっという間に集まったそうです。
「日本の皆さん頑張ってください」
「私達はいつまでも日本を愛しています」
「台湾人は日本の武士道精神を尊敬しています。私達は一心同体です」
といった日本を応援するメッセージを発信するとともに、「日本のために祈ります」という張り紙が台湾の街中に貼られていました。
凄いのはほとんどのメッセージが現地の言葉でなく、日本語だったというのです。
そこまでの思いで台湾は日本政府に援助を申し入れてくれたのです。
ところが、驚くべきことに日本はこの申し入れを拒否しました。
理由は台湾よりも中国の援助を先に受け入れないと権力者と利権を得ている者にとって都合が悪いからです。
今回のコロナ騒動に対するメディアや政府の態度を見ていても解ると思いますが、日本の中枢は深いところまで中国を筆頭に外国資本に牛耳られているのです。
そんな理由で、日本は台湾の救援隊の入国を頑なに拒否し、3日も空港で足止めさせました。
被災地では多数の日本人が苦しんでいたので台湾からの救援隊を一刻も早く入れるべきですが、政府はあくまで中国利権を優先させました。
4日目にようやく中国が入国したことにより、足止めも解除されましたが、日本の台湾への冷遇はこれで終わりません。
台湾では救援隊が入国した後も、民間から「日本に支援をしたい」と大量の支援物資が送られてきました。
特に食料の支援物資は台湾の人達が「できるだけ日本人の口に合うものにしよう」と味付けを日本向けに変えて送ってきてくれるなど徹底した配慮をして送ってきてくれたのです。
それを日本はあろう事か「税金を払え」といって高額の通関税を要求する始末です。
支援物資であり非売品です。営利が目的ではないと説明したにもかかわらず日本の対応は変わらなかったそうです。
そこで台湾の人達は通関税を払って何とか物資を通関させたものの、その物資も自分達でトラックを手配させて被災地まで運ばせました。
一方で同時期に中国の支援物資である6000本の飲料水が届きますが、その際に中国政府は日本の政府とメディアに対して、
「直ちに公開して大々的に報道する事」
「被災地に届ける際は中国に運搬費用の負担は一切掛けない事」
「直接の運搬も中国に負担をかけずに日本自身で行う事」を要求してきました。
日本政府はそれらを受け入れ通関税も取らず、出迎えまでしていました。
メディアも台湾の事はほとんど知らせずに、中国の支援を持ち上げるような報道をしていたのです。
https://youtu.be/xdEuaZUe6nU (現在の中国共産党の実態)
考えられない事ですが、あの震災が起こった時ですら政府やメディアは「心」ではなく「利権」を選んでいたのが解るかと思います。
今回のコロナでも同じように困窮者や、苦しい状況の飲食店に非情な対応をしていますが、10年前も全く同じだったのです。
このような冷遇を受けた台湾ですが、その後も日本に対する態度は変わりません。
熊本地震や今年の2月に発生した宮城・福島の地震への支援、台風や豪雨被害の支援、コロナ禍での経済支援など何かと真っ先に手を差し伸べてくれていたのが台湾です。
このような一貫した態度を取っているのは台湾政府の方針というだけではありません。民間の人達も同じ気持ちで賛同しているのです。
これらを知るだけでも台湾が日本人への感謝と尊敬の気持ちを今も持ち続けてくれている事が理解できます。
台湾の人達は、
「かつての台湾は野蛮人の集まりでした。
しかし、日本人は統治時代に沢山の教養・文化・インフラをもたらし、何より人としての心を私達にたくさん教えてくれました。
私達は日本に統治されたとは思っていません。何故なら日本人は台湾を植民地扱いせずに大切な友人として接してくれました。
私達は今でも日本に恩返しがしたいと思い続けています。何より日本の武士道精神を尊敬しています。」
と言ってくれています。
これは、かつて日本人が台湾を統治していた時の事を話されているのですが、台湾は今でも日本の心は素晴らしいと国内で伝え続けてくれています。
【後編】「サムライ精神4カ条」 - 台湾で語り継がれる日本人の強さの秘密3/3 - YouTube
ここまでの思いに対して現在の日本はどのような態度を取っているでしょうか。
恩を仇で返すとはこのような事を言うのではないでしょうか。
また、その事に無関心でいる日本人が多数いる事を皆様はどう思われるでしょうか。
もちろん全ての中国人が悪いとか、日本の戦争は正しかったとかの極論を申し上げているのではありません。
ただ、私達はこういう事実に目を向けて、日本人として本当に大切な事は何かに気付かなければいけないという事を共有したいと思うのです。
https://youtu.be/cLWgy7Br3Ao (韓国も救った日本の本当の歴史)
現在の日本は明らかに大切な心を見失っています。
今回のコロナ禍で社会はおかしくなりましたが、実際のところ10年前の震災時や、それ以前から既に日本の精神は十分におかしくなっていました。
それらの積み重ねがコロナや震災のような非常時でも「心」よりも「利権」を優先させる社会を作り上げ、今回の騒動でもこのような大変な状況を作り上げてしまったのだと思います。
更に言えば、ずっと前から日本は占領軍の3S計画や共産勢力の工作によって「調和と心の文化」から「競争社会」に作り替えられ「日本の心」を破壊されていた事実に気付く必要があると思います。
https://youtu.be/mOmZQFncL7w (戦後に行われた占領政策)
競争社会は人間の欲やエゴを増長させます。
毎日次から次へと生き残る事、つまり、勝たなきゃ!上に行きたい!良い成績を取らなきゃ!負けたらどうしよう、会社をクビになったらどうしようといったことに心を奪われ、受験やスポーツ、給料や会社の出世などで頭がいっぱいになります。
それは不安と恐怖が当たり前の状態になっているという事です。
不安や恐怖は人間を自己中心的にさせます。
そうなると日本の調和の文化と心に誇りを持つ事はおろか、気付く事すらもできません。
何が言いたのかというと、私達は自分達の誇りであるはずの調和力や、日本を大切に思ってくれる台湾やアジアの人達にたいする愛の心も失い、こうして真反対の競争社会が良いと思い込まされてきたという事なのです。
お互いが調和する事によって真価を発揮し、その生き方によって他国の尊敬を集めていた日本の素晴らしさを失わせるためには、競争社会で目先の事だけしか見えないようにしていく事が一番手っ取り早いのです。
社会システムも国民に気付かれないようにメディアの印象操作などを駆使して巧みに作り替えていきます。
https://youtu.be/9veEChuY-EY (真実を伝えないメディア)
占領政策や外国資本のやり方を知ると解りますが、権力や利権を欲する人達は日本人以上に日本の事をよく解っています。
アメリカだけでも日本の内情を研究する専門家は2000人以上います。
日本よりもアメリカが優位であり続けるためにありとあらゆる分野を事細かに研究し、データは全てCIAに送られるという徹底ぶりです。
彼らは日本人の心の深さ、日本の文化や歴史の真相、これらをよく研究してきています。
だからこんなに巧妙な事ができるのです。
ここまで日本の心が失われてしまったのは時代の流れなどという曖昧なものではなく、それなりの理由があるという事なのです。
現在も私達国民がコロナ報道に囚われている間にスゴい勢いで法案を作り替え、管理・搾取社会に向かっている事に気づかれている方は多いと思います。
https://youtu.be/QllOVSPdVN0 (現在も進んでいる日本の中小企業潰し)
占領政策から日本はずっとこのような状態にあるのですが、最近になって更にあからさまになったというのが現状です。
これは陰謀論ではなく現実であり、現在も私達の精神状態に深刻な影響を及ぼしています。
これを知って非常に不快感を感じられる方も多いと思います。
私もこのままではいけないという気持ちを感じます。
同時に、日本人はそんな心を失った人達ではないとも思っています。まだ間に合うと思います。
それなのに自粛警察などといってお互いに争ったり、いつまでもメディアの偽情報で分断されている場合ではありません。
そもそもテレビや新聞は日本人の為に情報を発信しているわけではないのです。
だからこそ本当の事実に目を向けて、私達が何を見失っているのかを知る必要があると思うのです。
私は武道を始めとした日本の心は素晴らしいと思っています。
ですから、本当に今のような心が失われた社会になってほしくありません。
台湾のように日本を大切に思ってくれる人達に冷たい態度で接するような社会になってほしくないと心から思います。
皆様とは武道の気を通して、本物の心のつながりを共有したいと思います。
そして、日本人である事の喜びと大切さを共有できたら嬉しく思います。
これからも大切に稽古をさせていただきます。
いつも稽古にご参加いただきありがとうございます。
保護者様にはいつもお子様をお預けいただきありがとうございます。
少しずつ安定した稽古ができるようになってきました。
皆様に支えていただいた事によって何とか活動できています。
心より感謝しております。