人間の心がどういう状態にあるかによって社会のあり方は決まります。
解りやすい例がありますのでご紹介いたします。
このような映像があります。
https://youtu.be/wbL1PdkewjQ (動物達の悲惨な現状)
https://youtu.be/l5qTF6BWM5c (ダウンジャケットの生産法)
見るだけで苦しい気持ちになるという人も多いと思います。
しかし、私達が毎日着ている服、毎日いただいている食事はこのように生産されているのです。
というよりこのような非情なシステムを1人1人が作り上げたのです。
以前にもお伝えしていますが一部の人達が権力や利益を握るためにそういうシステムを作り上げた側面はあります。
そのシステムを作り上げ実権を握れるように持っていくわけです。
今回の事で解りやすく言えば大量生産をする権利を握るわけです。
莫大な富が手に入ります。
しかし、その価値観に便利だからと同意して乗ってきた国民が大多数だからこそ、このようなシステムは続いているわけです。
大量生産の他にも売り上げ目標、受験戦争、スポーツの勝ち負け等、いつまでもこんな事を繰り返してお互いを潰し合っています。
こんなものは社会に溢れすぎていて何の疑問にも思わない人が大多数です。
これこそが自分達を苦しめている問題なのにです。
ここを考える事が大切だと思います。
この動画に関連する事で言えばスーパーやフランチャイズ店の経営者は「大量生産」を求めるところが多いです。
そうしないと自分の店は生き残れないからです。
しかし、大量生産というものは動物達をこんなにも惨たらしく扱わないと成立しないシステムです。
「命」を販売するというのに、動物の恐怖や苦しみに敬意を払うことなく、「物」としか捉えないシステムに疑問を感じないのでしょうか。
それでもこのシステムに頼らないと経営が成り立たず自分達は路頭に迷う事になると思い込んでいる人が多いのが現状です。
そのためビジネスを優先させているうちに動物達の事は目を背けるようになっていき、感覚も麻痺し本質的な問題からどんどん遠ざかります。
そうして人間の目先の欲のために毎日犠牲になる動物達を「必要以上」に生み出し続けます。
自分達でこの経営スタイルを選ぶという事は毎日競争して、数多くの犠牲を生み出す道を選ぶという事です。
そのような生き方では常にお店同士の生き残り合戦から逃れられず争い続けなければなりません。
競争社会をグルグル回り続けるようなものですから、自分も社員も疲弊して苦しみ続ける事になります。
本質的な問題は必要以上の犠牲を生み出しているシステムが当たり前になっているという事。
それから目を背けるという事1つが、大量生産や生き残り競争の激化につながり自分達の首も絞める事になっているのです。
更にスーパーを筆頭に日本の食品廃棄量は「2759t」も出ています。凄まじい量です。
日本は1日で豚を45000頭、鶏に至っては175万羽もの犠牲を出しています。
世界でトップです。にも関わらずこれだけの廃棄量です。
明らかに過剰生産され捨てられていく大量の肉や毛皮。
たくさんの命を奪っておきながら捨てて終わり。
食べられるのが当たり前・着られるのが当たり前・・・私達がやっている事はあまりにも傲慢です。
日本人が持っていた「刀を抜かない・生きる存在に感謝をする」という愛の心はどこにいってしまったのでしょうか。
こういう事を長年繰り返してきたことにより、地球上で絶滅寸前の生物は現在4万種類にまで増えています。
動植物達から見たら私達人間はどのような存在に見えている事でしょうか。
本来であれば大変申し訳ない事をしている事に気付かないわけがありません。
好き勝手な社会システムで生きている人間の在り方に疑問を感じないわけがありません。
それなのになぜこんなにもおかしなシステムが続いているのか?
犠牲になっている命を大量廃棄している自分はいったい何なのか?、
経営とはこんなにも動物達を無駄死にさせないと成り立たないのか?、
これらの矛盾にどのように向き合えば良いのか等々いくらでも気付けるはずなのですが、多くの人がそこは素通りします。
自分達の生活は犠牲の上に成り立っているのにそこには目を向けず、目先の事が優先される社会という事を表しているようです。
更に言えば自分達もそのような状況で苦しんでいるので余計に目を背けるという悪循環も生まれます。
今のコロナ騒動はまさにこの構図です。
こういった事を当たり前と考え無関心になっている人間が溢れている社会と考えてみてください。
ヤバい感覚に陥っているなと感じるのは私だけではないと思います。
傍から見たらかなり異常な集団ではないでしょうか。
パンデミックとは過度の森林伐採や一部の動物を過剰に排除した事によって生態系と自然のバランスが崩れ発生すると言われています。
社会の混乱とは自分の心を省みない人間1人1人の恐怖と不安によって発生します。
両方とも私達人間のエゴや欲が大きくなり過ぎた事による結果です。
本質的な問題とはこういう事ではないでしょうか。
もちろん急には解決できないかもしれませんし、何をすれば良いのかが解るには時間がかかると思います。
しかし、真摯に目を向け続ける事が重要だと思います。
繰り返しますが問題の多くはシステムではなく、人間の心が欠如した事によって生み出されているからです。
そして、本質的な問題を「心」で見れば実際に犠牲になっている存在達がいるという事にも気付きます。
これは本当に大きい事だと思うのです。
競争社会の実態に気付くだけではなく、お互い(人間・動植物・地球)が共に生きている事の感謝や愛に気付くきっかけにも成り得るからです。
人間は動物や植物のバランスが崩れないように手助けする事のできる唯一の存在です。
このような負の連鎖を地球からなくすことができるのも私達人間の在り方次第のはずです。
1人1人がこのような本質的な問題に目を向ければ、社会全体が良い流れになっていけると思います。
https://youtu.be/CRipHfIiqhg (畜産動物を保護する人達)
https://youtu.be/h_5E1qcKcX4 (〃)
このコロナについてもメディアや政府が発信する情報は明らかに嘘だらけであり、ほとんどの人達がおかしいと気付いていながら、問題の本質には目を向けず「新しい生活様式」には従順に従ってしまっています。
直接コロナで死亡された方はいるのか厚生労働省に聞いてみた - YouTube
お医者さんがマスクの有効性について これ以上ないくらい明確に説明してくれてるよ - YouTube
本質的な問題から目を背けた事によって、苦しい思いをしているのは自分達なのに気付かないわけがないのです。
もっと1人1人が真摯に向き合い、根本的な問題に目を向けるべきではないでしょうか。
自分の生き方や心と向き合う事を恐れる人が多いですが、本当は真実から目を背けない姿勢こそが恐れや不安を克服する事につながります。
心からのつながりとは嫌な事を隠して表面の笑顔を維持する事ではなく、お互いの本当の姿に目を向ける事から生まれます。
これと同じようにこれから良い社会にしていくためにも、今起こっている事実に目を向ける大切な時だと思います。
それは日本人らしい心を原点とした社会にもつながるのではないでしょうか。
日本人には道の文化があり、誰も斬らない心、刀を抜かない気が根底にあります。
お互いを大切にする事で社会を形成してきました。
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今もその心は失われていません。
実際に日本の環境問題に対する技術は世界中が見習っている程です。
先程の動物や環境の話ではありませんが、良い方向に変える事のできる力を日本人は持っています。
そのような心と気を持っている日本人なら心を原点とした社会を作れると思います。
今年も皆様とそのような心を共有できるような稽古ができればと思います。
何よりそれがお返しとなり、お互いに人生を良くする力にしていければ大変嬉しく思います。
武道の心は人間も、動物も、植物も大切にしようとする心です。
1人でも多くの方と「日本人の心」を共有したいと思っています。