最近、遺伝子組み換えやゲノム編集の昆虫食が話題になっております。
このような危険なものが普及しつつあるなど本当に今の社会はおかしくなってきている事を感じさせられます。
既に日本の一部の学校でもコオロギパウダー(遺伝子組み換え)を使ったパンなどが給食で提供されています。
NHKでは昆虫を使ったレシピを絶賛するような内容の番組が放送され、通信会社であるはずのNTT東日本は、昆虫食産業参入のために食用コオロギ専門のグリラス社と共同で昆虫食開発に取り組む事を発表しました。
この新たな取り組みには、ファイザー社やモデルナ社と共同でコロナワクチンを開発し世界に広めたGAVIアライアンスという組織の協力が発表されています。
そんな組織が私達の食にまで介入しているのを見ると、ますます社会が狂った方向に進み続けている事が解ります。
https://kurashi-tips.net/noeatbugs/ (昆虫食の危険性)
この遺伝子組み換えや昆虫食などというものが普及している背景には、気候変動対策が深く関係しています。
オランダをはじめ海外では気候変動対策として3千もの農地が政府に強制没収され、その結果として食料不足になり物価が高騰し、スーパーの品薄も発生しています。
日本においても、食糧安全保障より、一部の人達の利益を優先させた政策が次々と進められているのが現状です。
日本の農業が破壊されてしまい、食糧事情が危機的(実際は人為的な演出)になってきているのです。
例えば、「畑地化促進事業」と「農地法」という政策があります。
この畑地化促進事業とは、米作りのための水田を廃止して畑地化させた農家にだけ補助金を出し、米作りを続けたり、米作りに専念している農家の補助金は打ち切るという制度で、大変理不尽な内容の制度です。
当然の事ながら、水田は一度畑にしてしまうと野菜は作れても米が作れなくなり、水田に戻す際にも大変な労力がいります。
土壌の微生物も水田と畑では異なってきますので、たとえ畑から水田に戻せても思うように米作りができない事もしばしば起きてしまうようです。
つまり、迂闊に水田と畑の入れ替えをやり過ぎると、日本人にとって一番大切な米が作れなくなるという事になります。
このような中でも心ある農家の人達は、全ての水田を入れ替えるのではなく、一部を畑にしながら補助金を打ち切られないように農業を続け、米作りの技術を継承するため何とか水田を守ってきてくれました。
日本の伝統的な食を守るために、圧力に負けず頑張ってくれている人達がいるのです。
それなのに政府は『畑地化促進事業』で水田を守る農家を追い詰める政策を推進しています。
「畑地化した土地は5年間水田に戻さない事」、
「米作りをする場合は人間用ではなく家畜用の米を作る事」、
この条件を守る農家には補助金を出すというとんでもない事を促しています。
少し話が逸れますが、日本の農家は平均年収は200万程度で利益がほとんど出ていない方が多いのです。
かつての日本人はそういった農家の苦境をよく理解し、種を守るための種子法や種苗法を制定し、適切な補助金によって農家と日本の食料自給率を守ってきました。
そんな先人達が築いた農業を守るための法律を全て廃止し、補助金の打ち切りまで農家に迫っているというわけです。
その愚かな政策によって日本の農業は疲弊し、現在の食糧危機につながる大きな原因になっています。
こんな事では到底経営が不可能になるため、大半の農家はこの条件に従わざるおえない状況になっています。
農家の人達も、
「5年間も畑にしてしまった土地を水田に戻すのは大変です。こんな事を強制されたら農地が駄目になります。なぜ日本の米を守ろうとしないのか。日本の米を守るための補助金だったはずだ」と、抗議の声をあげていますが農水省や政府には聞き入れられていません。
そして、「農地法」という政策によって全ての農地を政府と大企業が買い取って一括管理し、農地をどの農家に貸すのかを政府と企業の裁量で決めれるようにするという事まで進めています。
すでに、政府の減反政策(米を作るな)に協力している農家から優先的に農地を貸す事を表明しているばかりか、その農地の半分以上はなぜか海外の企業に転売する予定である事も明らかになっています。
1993年に起こった米騒動の時ですら国内総生産量は783万トンでした。
それが2022年の生産量は675万トンで、今年は660万トン以下にまで落ち込む事が確実と言われています。
その状況で米を守ってくれている農家を助けるどころか、これほどの冷遇をしているのです。
更に酪農家にも『酪農経営改善緊急支援事業』という政策が進められ、『乳牛を1頭殺処分するごとに20万円支給する』などと迫っていいます。
しかも、殺処分した後に新たな牛を補充する事は認められず、補充した場合は補助金が打ち切りになります。
お米の減反政策と同じであり、実質的に廃業しろという事です。
なかには鶏、牛、豚は家畜として酷い扱いを受けているので、動物達のためにも畜産業のあり方を見直す良い機会になるという意見もあります。
しかし、これは酪農家も牛も同時に潰す政策です。人も動物達も救われません。
こうして見ても、明らかに今の日本は意図的に食料自給率(現在は30%以下)を破壊する方向に進んでいる事が解ります。
JAの試算では98%の農家が深刻な赤字になっており、この補助金打ち切りをきっかけに廃業する人が相次いでいます。
日本の自殺者は先進国で世界一ですが、自殺者のなかに農家(特に畜産)も多いという事が現状の深刻さを表しています。
本当に昆虫食が必要なぐらい食料事情が危ないのであれば、まずは米・麦・大豆を生産してくれる農家さんを優遇し一刻も早く農業の再生に取り組むべきです。
にもかかわらず、どうしてこんなおかしな事が進んでしまうのでしょうか。
これは世界の流れを決定する会議である「ダボス会議」が提唱するグレートリセットやSDGsが深く関係しています。
これらの計画は1人1人の幸せではなく、一部の人達の利益と搾取のために進められているものである事はご存知の方も多いと思います。
日本の上層部は大臣達をはじめ「日本はグレートリセットに全面的に協力する」と表明するほど彼らと癒着していますから、ダボス会議の計画通りに動く事は自分達の利益と権力維持になります。それを優先しているという事です。
その証拠に日本政府は「日本の食料は国内の伝統的作物から、海外からの輸入による高収益作物(遺伝子組み換え・ゲノム編集)へ転換させる」と外国企業優先の方針を明確にしています。
これだけ多くの日本人が苦しんでいる状況で「日本の伝統的な食を廃止する」などと言うのです。
実際に、日本の食糧事情に手を出してきている外国企業は不自然なほどダボス会議のメンバーが運営しているような企業ばかりなのです。
ここまでくると陰謀論ではない事が解るかと思います。
こうした人達は、畜産業はCо2を排出し環境汚染になるので世界中で廃止させると言っておきながら、自分達は1月のダボス会議で畜産の何倍ものCо2が排出されるプライベートジェットを2000機も飛ばして現地入りしています。
そして、私達国民には食料が足りないから昆虫を食べろと言っておきながら自分達は高級料理を食べています。
こういう事を平気でやるような人達の思惑に協力してしまっているのが今の日本の実態なのです。
私達はコロナ禍で行動の自由を奪われそうになりましたが、今度は食料も奪われようとしています。
こんな状況になってもまだ事実から目を背ける人達もたくさんいますが、本当にこのまま悪しき風潮に流されていて良いのでしょうか。
過去に日本人が命をかけて守ってきた文化的・精神的財産のおかげで日本は何とか平和を保ってきました。
その財産が急速に失われつつあるという事は私達の平和も失われつつあるという事です。
日本の心や調和力が失われ競争・差別が激化し社会全体が閉塞感に満ちています。
手遅れになる前にこの事実を受け止め、今のうちに自分達はどのように生きれば良いのかを真剣に考えなければいけないと思います。
過去に世界が混乱した時も日本人は人としてのあるべき姿を見失う事なく、その姿勢を示してきました。
競争や分断を良しとせず、調和・共存を体現できる力を日本人は持っています。
私達日本人が世界から信頼され、多くの人達に与えてきた影響というのはSDGsなどとは全く違います。
本物の真心に基づくものでした。今こそそれを取り戻す必要があると思います。
先日のトルコで起きた地震の事をご存知の方も多いと思います。
今、トルコの人達は世界で一早く救援に駆けつけた日本に感謝の思いを寄せてくれています。
その声の中には「日本はいつも私達を助けてくれる。日本は昔から人種差別撤廃や植民地廃止を訴えトルコや各国を助けてくれていたが、今回もすぐに助けに来てくれた。昔も今も世界で一番信頼できる人達はやはり日本人である。ありがとう。」
と言ってくれています。
その一方で、今の日本はまるで自分達から自国を植民地化させるような事をしています。
この状況に失望して、自分が日本人である事に誇りを持てない人達がたくさんいます。
ですが、トルコを初め、かつて日本に助けられた国はとても多く、その国々は今もなおこのような思いを抱いてくれているのです。
日本とトルコは100年以上も前から深い信頼関係があります。
1890(明治23)年、イギリスやフランスをはじめ欧米・欧州諸国からの不平等条約や圧政に苦しんでいたトルコは、明治維新後同様の立場にありながらも欧州・欧米と対等に渡り合っていた日本に親善使節団を派遣するという名目で助けを求めます。
そして、日本との会談のために600人のトルコ使節団はエルトゥールル号という船で日本を訪れました。
その会談で日本はトルコの現状に理解を示し、両国が親密に連携していく事に快く応じるのです。
会談後にトルコは帰路につきますが、不幸にも和歌山県沖で船が暴風雨で遭難した上、船体破損部から流入した海水が機関の爆発を引き起こしてしまいます。
生存者わずかに69名という大海難事故を起こしてしまいました。
この遭難に際し、和歌山県の串本町の住民が総出で不眠不休の救助、介護、殉難者の遺体捜索、引き上げにあたり、日本全国から多くの義援金、物資が遭難者のために寄せられたのです。
当時の串本町は大変貧しい地域でしたが、それにも関わらず自分達が生きていくための少ない食料や医薬品を惜しみなくトルコ人のために分け与えました。
そうして69名の生存者は手厚い治療を受けた後、日本海軍の軍艦である比叡・金剛の援護で帰途につき、無事帰国していきます。
今でもこのエルトゥールル号事件は日本とトルコの信頼の原点であるとして、トルコでは幼少の頃から教育が徹底されています。
「世界で一番信頼できる人達は日本人である」と即答してくれるトルコ人はたくさんいます。
各家庭でもその教えは浸透しており、子供達の大半は小学生に入る前の段階で日本を好きになるというのがトルコという国なのです。
同じトルコ系住民でアゼルバイジャンという国がありますが、この国も同様の事を言ってくれています。
そして、トルコは日本との信頼関係を大切にし必ず恩返しをするんだと、今なお学校では伝え続けてくれています。
自分達は日本人にそれだけの恩を与えてもらったのだという教えを伝え続けてくれているのです。
更に、日本は奴隷となり搾取されていたアジアや中東の人達を解放した国であり、数多くの国にとっても恩人なんだと伝えてくれています。
そんな素晴らしい日本と深い信頼関係を結んでいるという事が、トルコにとって誇りであるとまで言ってくれているのです。
アジア各国といい、トルコといい私達日本人は本当に深い信頼と尊敬を寄せていただいているのです。
その後、更に日本とトルコの絆が深まる出来事が起こります。
イラン・イラク戦争が続いていた1988年当時、イラクの大統領サダム・フセインが、
「今から48時間後に、イランの上空を飛ぶ外国の飛行機は無差別に攻撃する」という声明を発表した時の事です。
イランに滞在していた日本人は、急いで首都テヘランの空港に向かい脱出を試みましたが、どの飛行機も満席で搭乗できません。
世界各国は自国民を救出するために救援機をすぐに派遣しましたが、日本は航行の安全が確保できないので救援機の派遣はできないと判断しました。現地の日本人は見捨てられてしまったのです。
これには多くの人達が政府に対して怒りの声をあげましたが、関係者は正面から応対する事はありませんでした。
そんな時、救いの手を差し伸べてくれたのがトルコです。
民間の人達が協力して、当時のトルコ大統領ケナン・エヴレン氏に救援の依頼をしたところ即座に応じてくれたのです。
タイムリミット1時間前という非常に緊迫した状況でしたがトルコは救援機を派遣し、日本人215名全員を脱出させてくれました。
しかも、現地のテヘランには多くのトルコ人も在住していましたが、航空機は日本人を優先させ、トルコ人は陸路で避難させたのです。
理由はイランから日本に脱出するのは航空機でないと不可能だが、イランからトルコに脱出するのは陸路でも可能だからという事でした。
それにしても中東地域を陸路で脱出するのは航空機に比べて遥かに危険があります。
それにも関わらず、現地のトルコの人々は日本人に航空機を譲る事に全員が同意したというのです。
後に、駐日トルコ大使のネジアティ・ウトカン氏は、次のように語られました。
「私たちはエルトゥールル号をはじめ過去に何度も日本に助けられている。日本が困っているのなら助けるのが当然だ。私達も助けられてきたのだから。日本はこれからも恩人だ」と言ってくれています。
大変ありがたい言葉だと思います。
こういう事実を知ると、日本人である事を誇りに感じると思うのです。
日本人の武士道精神・生き方・文化はそれほどに素晴らしい影響を与えてきました。
その事が解ると、今のグレートリセットやSDGsのようなものに迎合するなど日本人として一番やってはいけない事だと思えるのではないでしょうか。
政府や権力がどうであろうと、私達1人1人が日本人らしく生きる事が大切だと思うのです。
エルトゥールル号の時も遭難者を助け、トルコから絶大なる信頼を構築する礎を築いたのは権力ではなく串本町の人達です。
日本人は本物の心を示す力があります。権力や利権などに惑わされない生き方ができるはずです。
私達はいつまでも政府や権力の命令が絶対だとか、競争社会のなかで勝つことを目標にするといった悪しき価値観に従うのではなく、
トルコのような国の人達の思いに恥じない生き方を選ぶべきだと思うのです。
今の日本では、「日本人の力は調和であり共存であり真心であり愛の深さ」などと言おうものなら右翼や頭のおかしな人として扱われがちです。
ですが、こうした話しや海外の人達の声を聞くとそれは本当である事が解ります。
この事に1人1人が目を向け、本来の力である調和力を発揮し、信頼や協力によって社会を回すことができれば日本は立ち直っていけるはずです。
それを望んでくれる人達が多くいる事を忘れてはいけないと思います。
皆様と共に武道の道を深め、日本の心を伝え合っていくことにより、日本の未来がより良い方向に向かうと信じております。
このような時代に皆様とつながれる事を心より感謝しております。
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