2023年を迎えコロナ騒動から3年以上が経過しようとしています。

2020年以降、社会の隠された実態が徐々に浮き彫りとなっていますが、昨年1年間だけを見ても混乱や閉塞感は更に増した年でした。

不自然に繰り返される増税、保険証を廃止しマイナンバーを義務化する動き、ワクチンによる超過死亡の増加、悪化するウクライナ紛争、勢力を拡大し続ける軍需産業、日本の米農家と畜産農家の相次ぐ廃業、30%以下に陥っている日本の食糧自給率、学校で導入されるコオロギ昆虫食、終わりの見えないマスク社会、中高生の貧困率・自殺率が過去最高に到達、うつ病やガン患者も日本が世界一を記録、尖閣諸島や台湾の緊張状態など数え上げればキリがありませんが、このどれもが今も解決されないままです。

2023年はこの混迷が更に深まる事は確実です。

何故ならこれらは利権や権力を欲する人達の行動によって起きた人為的な問題ばかりです。

こういった人達の発言や行動を見ていると一連の問題をまるで解決する気がない事が解ります。

それを象徴するかのように世界経済フォーラム会議(通称ダボス会議)で、議長のクラウス・シュワブ氏が、

2025年~2030年までにグレートリセットを完成させるため、2023年はその土台作りを一気に進めなければならない。コロナによって表面化した様々な問題を解決するためには新しい社会システムが必要で、そのためにはグレートリセットを強力に推進しなければならない。」と発言しています。

この言葉だけでは何を言っているのか解りませんが、その内容はこういうものです。

従来の紙幣と会計システムはすべて廃止し、マイナンバーと紐づけたデジタル通貨以外では経済活動ができないように中央銀行で一元管理するシステムに移行させる。

その中央銀行が人々のお金を社会信用スコアシステムによって管理し、ダボス会議の方針に従わない者は罰則として特定の物や場所でしか使えないようにプログラムする。

この社会信用スコアは中国で導入されており、

実際に中国ではワクチン未接種者・マスク未着用・SDsの取り組みに協力しない者、夜間外出者、飲み会や会合を実施している者などは主なスコアの減点対象者となり、スコアが低ければスーパーで買い物ができない、車や住宅などの高額ローンは組めない、希望の仕事はできず低スコア専用の仕事にしか就けない、国の公共制度も受ける事ができないといったものにされています。

簡単に言うとグレートリセットとは全ての人が行動・発言を逐一管理され格付けされ、スコアの点数で社会的待遇を勝手に決めていくような社会にする計画の事なのです。権力者にとっては実に都合の良いシステムです。

更に非道なのは生活必需品までもが供給制にされ、スコアが低いものは食べ物や着る物も供給しないと公表している事です。

ダボス会議とシュワブ氏は、この計画を世界でいち早く実施している中国共産党を「世界の手本となる取り組みである」と発言し、中国の国家主席とも非常に親密な関係を築いています。

これだけ多くの人達の自由や権利を奪い続けるような人物を称賛しているのです。

最近もシュワブ氏は、「2030年までに個人の自由・所有物・権利は地球上から消滅するだろう。いや、するのだ。」と発言し喝采を浴びています。

皆様でしたらどうでしょうか。「個人の尊重など必要ない。私が支配して管理する。そうすれば人間の暴走は止まり地球は平和になる」などと愚かな事を本気で話す人物がいたら拍手を送ったりするでしょうか。

世界を動かすダボス会議とは、この言葉に称賛を送る人達の集まりなのです。

グレートリセットやSDGsなどもこの会議から提唱されています。

これを子供達にも協力するように学校などで教えています。

そして、日本もこのダボス会議に参加し、「日本はグレートリセットに全面的に協力する」と表明しています。とんでもない事です。

その直後に官邸にシュワブ氏を招き、総理大臣は固い握手を交わしています。今も頻繁に来日しています。

日本はこのような考え方をする人達と一緒に今後の社会を作っていくと公式に宣言してしまっています。

こうして見ると最近の不可解な社会の流れの原因が見えてくると思います。

かつての日本人は支配・搾取の価値観が世界に蔓延しようとも、惑わされず人としてあるべき姿を示し続けてきたというのに、今の日本はそれに協力しているという状況です。

昨年末にも東京都はファイザー社と連携協定を締結しました。

東京都内の福祉・保険医療関係の分野で必要な物資はファイザー社が担当するというのです。

ファイザー社といえばワクチンが危険と解っていながら安全だと嘘を言って大多数の人達に強制接種を勧めた会社です。

それが東京の医療を担う事になります。何を馬鹿な事をやっているのかと思われる方も多いと思います。

しかし、ファイザー社の社長であるアルバート・ブーラ氏はダボス会議のメンバーであり、シュワブ氏とも非常に仲が良いのです。

日本はグレートリセットの全面的な協力を表明していますから、これも不思議ではありません。

この調子で今年も次々と私達の幸せとは逆の方向に社会は向かっていきます。

よく日本は平和だから大丈夫という人がいますが、それは先人達が命をかけて守ってきた文化的・精神的財産によって成り立っています。

その財産が急速に失われ、平和であるかのような雰囲気がギリギリ保たれているだけなのが実態です。

手遅れになる前にこの事実を受け止め、自分達はどのように生きれば良いのかを真剣に考えなければいけないと思います。

 

過去に世界が混乱した時も日本人は人としてのあるべき姿を見失う事なく、その姿勢を示してきました。

私達が日本人であり続けられるのも、世界から信頼され続けているのも、全てはそこが始まりになっています。

競争や分断を良しとせず、調和・共存を体現できる力を日本人は持っています。

それは世界一といっても大袈裟ではなく、こういう時代こそ日本人の力を発揮するべきではないでしょうか。

その事を私達以上に思ってくれている国の1つにパラオという国があります。

「日本とパラオの友好よ、永遠なれ」という本があります。

そこでは、日本に対するパラオの人達の思いがこう書かれています。

「日本が統治してくれていた時代は本当に良かった。

厳しい人達だったが私達を奴隷として扱わず一緒になって泥にまみれパラオが独立していけるようにあらゆる援助をしてくれた。 

パラオにとって日本人からいただいた真心は今も大切なものだ。

長年、植民地による奴隷生活しか知らなかった私達に心の通った関係を築き、共に生きる喜び、独立のために立ち上がる勇気を教えてくれた。

日本人のおかげでパラオ人の心は1つになり治安も良くなって犯罪もなくなった。

日本の武士道精神は世界中が見習うべきだ」と、言ってくれています。

パラオは独立の際に国旗もできるだけ日本に近づけたい、日本が日の丸なら自分達は月になって日本(太陽)を支えていこうという思いで、月を模した黄色い丸と夜を表した青い背景の国旗にしてくれました。

この旗はご覧いただければ解りますが、色が違うだけで日本の国旗にそっくりです。

丸が真ん中ではなく少しずれていますが、これはそっくりな旗にするのではなく自分達は一歩下がって日本を立てていこうという思いのこもったデザインとなっています。

パラオの人達が限りなく深い感謝と尊敬の思いを私達に寄せてくれているのが解ります。

更にパラオには日本との共同で建設された「JP橋」と呼ばれる橋があります。

これは日本のОDA(開発途上国経済福祉協力金)を原資として建設され、両国の友好を象徴する橋なのでJapanPalauの頭文字を合わせた名称がつけられました。

橋の共同工事の際には日本の技術者達の丁寧な指導と仕事ぶりを見て「日本人はいつの時代でも私達の恩人だ。教科書で習った事は本当だった」と感動を新たにする若者もたくさんおり、橋が完成する工事最終日にはパラオの全国民が集まり、日本の旗を持ちながら「日本ありがとう」と歓声を上げていたそうです。

今も橋の入り口には「Japan-Palau friendship Bridge」という名称と両国の国旗が刻まれた記念碑が建てられています。

この橋の名称も「JP橋」か「PJ橋」にするかの話し合いがあった時も、すぐに「JP」にする事で話がまとまったそうです。

国旗と同じく、一歩下がって日本を先に立てるという心遣いがここでも表れています。

学校でも「日の丸の旗の下に」という教科書を作り、このような日本に対する思いを子供達に伝え続けてくれているのです。

現地の人達はパラオ語のなかに日本語を混ぜて話しており、「まな板」や「草履」などといった単語が日常的に使われているほど、日本に対して深い感謝の思いを寄せてくれている国です。

今も終戦の815日には日本の国旗を掲げてくれる学校や企業があるというのですから大変ありがたい気持ちにさせられます。

こんな国がある事に驚かされますが、このように日本人を信頼してくれている国はパラオだけではありません。

台湾・インド・インドネシア・マレーシア・フィリピン・ミャンマー・タイ・バングラデッシュ・トルコ・アゼルバイジャン・アラブ首長国連邦・サウジアラビア・ポーランド・フィンランド・イラン・ブラジルなど実にたくさんの国々が日本に尊敬や感謝の思いを寄せてくれているのです。

他の国でもパラオのような話しがたくさんあります。

凄い事だと思います。日本人として誇りに思える事ではないでしょうか。

なぜ彼らは日本人にこうした思いを抱き続けてくれるのでしょうか。

これらの国の半分以上はパラオと同じく欧米や欧州諸国の植民地支配で苦められ、日本の尽力によって独立した国あるいは独立のきっかけを掴んだ国なのです。

日本人がかつての植民地制度に反対し、人種差別撤廃を実現させ何とか世界を平和にしようと孤軍奮闘していた姿勢は本物でした。

その事を現地の人達は今も忘れてはいません。

パラオの話に戻りますが、1800年代のパラオはドイツやスペインに占領されていました。

その統治方法はパラオの人達には一切の利益が入らず資源を奪うだけ奪う「動物園政策」などと呼ばれるものです。

1次世界大戦で両国が没落するまでそんな状況が続いていたのです。

戦争のダメージによって没落した両国に代わり、国連からパラオ復興の依頼を受けた日本が現地入りした時は長きにわたる弾圧によって国全体が悲惨極まる状態だったようです。

日本の目的は人種差別撤廃が目的でしたから、現地の人達を奴隷扱いはしません。

サトウキビや各種野菜、米・麦・大豆の農業開発を積極的に指導支援し、マグロの缶詰工場、商店街の設置と経営、鉱山開発をパラオ人と一緒に行い、積極的に雇用するだけでなく一部では経営も任せ独立に向けて懸命に支援しました。

学校も設立し、希望者には「木工徒弟養成所」という建築学校にも日本の全面支援によって無償で進学できるほどの手厚い支援でした。

その結果として、日本が来てから10年も経たず近代的な街並みが完成し、街中では日本人とパラオ人が談笑する様子が当たり前になっていきました。街中が陽気な雰囲気に包まれていたそうです。

日本によって1800年代から続いた悲劇が10年で解消されたのです。

しかしその後、残念ながら日本はアメリカと望まぬ戦争になってしまいパラオも巻き込まれます。

パラオの人達はここで欧州・欧米諸国を入れてしまったら植民地に逆戻りになる事を解っていましたから覚悟を決めます。

そして、パラオの守備隊長をしていた中川州男大佐に、「日本人だけにパラオを守ってもらう訳にいかない。自分達も一緒に戦う」と伝えます。

当時の人達の証言によると強い決心で中川大佐に伝えたと言います。

中川大佐からしたら、当然の事ながらパラオの人達を何とか説得して脱出させなければいけません。

しかし、パラオの人達の決心は非常に固い上に敵軍は今日明日にでも攻めてきます。説得している時間がありません。

そこで、中川大佐は、

「パラオを守るのは私達の役目です。あなた達(パラオ人)は生き残るように。土人とは一緒に戦えません。逃げなさい!」

と、無理やり脱出させます。

信頼していた日本人から土人という屈辱的な言い方をされてしまい、ガッカリしたパラオの人達は戦いではなく脱出を選びます。

脱出のための船が出航する時も日本人は誰一人として見送りには来ません。

ところが、船が出航すると隠れていた大勢の日本人が笑顔で見送りに現れるのです。中川大佐達の姿もありました。

そして、脱出の際に両手を振りながら「今までありがとう。必ずパラオを立て直してください。」と笑顔で言ってくれる中川大佐の姿を見て、パラオの人達は土人という言葉を用いた真意は自分達を早く脱出させるためだったのだと悟ったと言います。

その時に、「ありがとうはこちらの方なのに・・・」と思わず涙を流しながら、「パラオを日本のような国にする」と決意したといいます。

中川大佐はパラオ在任中に、「我々は侵略が目的ではない。愛を信じられるからこそ困難に耐えられるのである」とよく話していたそうです。

現在のパラオはその時に脱出した人や、「木工徒弟養成所」で習った人達によって立て直されてきたのです。

これは漫画ではなく当時の人達の証言に基づく実話です。

日本人は世界中が支配・搾取でどうしようもなく荒れていた時代にこのような行動をしてきたのです。

これが現在も日本が世界から尊敬され信頼されている大きな理由の1つです。

戦いに強かったからとか、経済的メリットがあったからとかで信頼されているのではありません。

調和・共存を願い、競争・支配などの非道がなくなるよう尽力した姿勢が本物であったと感じてくれているからです。

今の日本では、「日本人の力は調和であり共存であり真心であり愛の深さ」などと言おうものなら右翼や頭のおかしな人として扱われがちです。

ですが、こうした話しや海外の人達の証言を聞くと本当である事が解ります。

本来の日本人は支配・搾取・競争の価値観に対して一番に反対ができる人達だったのです。

しかし現在の日本は、ワクチンやマスクを疑問もなく受け入れ、競争を選び差別がうまれ、管理・搾取を強めるためのグレートリセット・SDsなどを良い事として子供にまで教え込んでいます。

私達はいつまでも政府や権力の命令が絶対だとか、競争社会のなかで勝つことを目標にするといった悪しき価値観に従うのではなく、

パラオのような国の人達の思いに恥じない生き方を選ぶべきだと思うのです。

この事に11人が目を向け、本来の力である調和力を発揮し、信頼や協力によって社会を回すことができれば日本は立ち直っていけるはずです。

それを望んでくれる人達が日本以外にも多くいる事を忘れてはいけないと思います。

最近は「国が信用できないなら自分達でやる」と崩壊しつつある日本農業への一般の人達による支援や、感染対策をお客に求めない飲食店を応援する動きなどが活発になっています。これこそ価値ある行動だと思います。

目立たない動きかもしれませんが、そこに本物の心があります。

こうして自分の周りから少しずつ信頼や協力を広めることは、権力が何をするかに左右されず11人ができる事だと思います。

自分1人では何も変わらないと諦める人もいますが、まだ十分にやれる事はあります。

皆様と共に武道の道を深め、日本の心を伝え合っていくことにより、日本の未来がより良い方向に向かうと信じております。

このような時代に皆様とつながれる事を心より感謝しております。