最近、日本の農業や食糧事情が危機的状況にある事が叫ばれています。

物価の高騰も続き、7月~8月の間だけで5000品目の商品が値上げされています。

海外のスーパーでは食料品が品薄になり、暴動に発展している国もあるほどで、数年前までは考えられなかった事ですが、食糧危機というものが徐々に現実味を帯びております。

元々、日本の農業技術は世界一と言われていました。

改良の技術も高く、育て方も上手であり、作物や土に対する真摯な姿勢は海外の農家の見本にもなっていました。

アメリカのあるイチゴ農家は、

「アメリカにも様々な作物があるが日本人の作った物は実に良質だ。特にイチゴなど果物の味は本当に美味しい。」

と、称賛してくれていますが、このような声はブラジルやアジア各国からも多く寄せられていたそうです。

また米作りの技術も大変優れており、米を収穫した後も同じ畑で大豆や枝豆を栽培するなど循環農法が確立しており見事なものがあります。

江戸時代の食料自給率は100%であり、開国後も戦前までは86%でした。

そんな優れた作物を生産できて、循環方法も確立されている日本の食料事情がどうして危機だと言われるのでしょうか。

それは農家よりも一部の大企業の利益を優先させた政策が進められている事が大きな原因の一つとしてあります。

例えば、農家に米作りを辞めて、畜産用の飼料を生産する方向に転換すれば多額の補助金を出すという政策が進められています。

米を作らない農家の方が得をするという制度です。

https://youtu.be/5hw3zT7OW7k 

本当に食料事情が危ないのであれば、まずは米・麦・大豆を生産してくれる国内の農家さんを優遇するのが普通ではないでしょうか。

今の政策は日本の食料自給率を破壊する制度といっても過言ではないと思います。

農家の平均年齢は70歳を超え、平均年収は200万にまで落ち込んでいます。

実際に98%の米農家が倒産の危機を迎えている状況という事です。

一刻も早く農業の再生が必要です。

日本は水資源も豊富ですし、十分に食料自給を再生できるだけの技術もあります。

ですが、現在の日本政府は国内自給率を高めるのではなく、「日本の食料は国内の伝統的作物から輸入による高収益作物へ転換する」と外国企業優先の方針を鮮明にし、実際に自給率は37%になってしまいました。

日本全体の為に働く人達を冷遇し、一部の人達と企業の利益を優先する・・・こんな事をやって日本の価値ある農法や文化が失われたらどうするつもりなのでしょうか。

https://youtu.be/4R29i7ms1LU

また、日本ではガンをはじめ奇病を発症する人が年々増加しています。

農薬、食品添加物、除草剤まみれの食品、遺伝子組み換え食品が大量に輸入され食されている事が大きな原因と言われています。

食品の大半は輸出の際に農薬や添加物を使用しますが、当然の事ながら安全のため使用する薬品は厳しく規制されています。

ですが、日本に輸出される物だけは大幅に規制が緩和され、海外では使用禁止になっているような農薬・添加物も大量に使用されています。

代表的な農薬がラウンドアップという除草剤です。

この除草剤に含まれるグリホサートという成分は元々ベトナム戦争で毒ガス兵器に使用されていたような猛毒(主に神経毒)です。

ガンや奇病の原因になり、土や地下水も汚染する事が明らかにされています。

2018年には危険性が公式に認められ、世界で一斉に発売禁止や規制強化となり、残留農薬の基準も一層厳しくなりました。

ところが日本は食品安全委員会が「ラウンドアップは安全です」と言って、ラウンドアップの大幅な規制緩和がされました。

世界基準と比べても小麦は6倍、蕎麦や綿花は150倍と桁違いの緩和です。

世界で発売禁止になっているのに日本だけはこのような状況なのです。

こういった背景もありアメリカ、カナダ、オーストラリアでは世界で使用禁止になったラウンドアップを日本に輸出する作物には大量に使用しています。

まるで世界中で売れ残ったラウンドアップの在庫処分をさせられているかのようです。

こんな物を食べさせられていれば、原因不明の病気になる人や発達障害の子供が増えるのは当然だと思います。

このように危険な食品を高収益作物といって優遇し、日本の作物が引き換えに生産されにくくなっているのです。

伝統的な作物を守る事は食料事情だけではなく、日本人が本来の体に合った日本食をいただくということは、健康面から見ても有益な事ばかりです。

・・・それなのに何故こんな事をやっているんだと疑問に思われる方も多いと思います。

食料事情を例に挙げましたが、他にも競争・格差社会の悪化、ワクチンやマスクの実質的な強制、銀行法改正、インボイスによる個人事業者潰し、憲法改正の検討開始など日本の社会は危うい方向に向かい続けています。

日本人の幸せのために社会は動いていません。なぜなのでしょうか。

それらの問題の大きな原因の1つは日本はいまだアメリカの占領政策の影響が色濃く、日本の未来のために動く事ができない状態にあるという事です。

東京に日本人が立ち入り禁止になっている「ニュー山王ホテル」という施設があります。

これは米軍関係者専用のホテルで、そこでは日米合同委員会という会議が毎月1回行われています。

その際にアメリカ側から「年次改革要望書」という実質的な命令書が出され、それによって日本の方針の大半が決定しているのが実情なのです。

日本の社会は一部の人達の利権や権力維持のために動いており、私達11人の幸せや日本全体が良くなるような政策にはなっていないのです。

今まではこのような事実は隠されていましたが、近年になって元米軍関係者やアメリカ駐日大使らの勇気ある告発によって明らかにされています。

告発者の一人であるスナイダ―駐日大使は、

「一部の軍人・官僚・政府関係者だけで日本の方針を決定するなど許されない事である。これは70年以上前の占領中から続く異常な関係であり、こんな事はすぐにやめるべきである」と述べています。

こういった言葉にしっかりと耳を傾け、この時代をどう生きれば良いのか真剣に考え直す必要があると思います。

 

加えて、メディアもまたコロナの第7波やサル痘の危機などを煽っています。

コロナの大流行とされるものは異常なPCR検査数の増加が関係している事や、サル痘にいたっては重症者とされる人の画像が2010年や17年の写真だったという事が解り悪質な過大報道である事が指摘されたりしています。

この不可解な報道を見るにグリホサートやコロナワクチンと同じように利権などが深く関係している事は確実です。

こうして今後も色々なやり方で不安を煽られて社会が混乱していくことでしょう。

コロナ騒動と同じように、人々の価値観が分かれて新たな分断が生み出される可能性があると思います。

ですが、日本人の本来の力は武士道の「刀を抜かない」に代表されるような調和力です。

これ以上の分断が進めば日本人の力がますます発揮されない社会になってしまいます。

ですから、これからは分断ではなく尊重や理解をベースとした社会にするためにも、私達が元々持っている日本の心・文化とは何だったのかを見直し、如何に素晴らしいものだったかに気付く事が大切だと思います。

混乱時にこそ生きる道標になると思います。

今年の8月で戦後77年になりますが、海軍に「雷」という軍艦の艦長を務めていた工藤俊作という方がいます。

昭和17年、不本意ながらも日本を守るために戦争に参加していた工藤氏は、スラバヤ沖海戦という戦いの際に撃沈されたイギリス軍艦の漂流民に出会います。

漂流民の数は422人で、「雷」の乗組員の2倍以上の数でした。

しかも、スラバヤ沖海戦は味方の救助すら困難な激戦地でした。

漂流民に構っているような状況ではありません。

しかし、工藤氏は即座に救出の決断をします。

何の護衛もない単艦での救出は大変危険な行為でしたが、それでも工藤氏の救出指示に反対する乗組員は一人もいなかったそうです。

今でしたらどうでしょうか。

感染対策をしないと危険だという人達や、しない人を差別する人達もいますが、そんな事よりも大切な事があるだろうと言える人が何人いるのかと思わされます。

救出後も工藤氏や乗組員達は、遭難したイギリス人を捕虜扱いするような事はせず丁重に接しました。

その真摯な態度に心を打たれたイギリス人達は「これが日本人か・・・」と戦後も恩を忘れず、

「我々も日本に最大限の礼を以って接するべきだ。今後イギリスが日本人のような人達と戦争するような事はあってはならない」

と、国際的に影響力のある機関誌「プロシーディングス」や「タイムズ」紙でこの事を紹介するよう働きかけてくれるのです。

日本が敗戦から立ち直れたのは、アジアの国々や敵であったはずの人達がこうして働きかけてくれたことが大きな助けとなっています。

しかし、それは危機の時でも日本人が分断ではなく、心ある行動と態度を示していたからこそのものでした。

人間の本性は危機の際に露わになるものですが、日本人はまさにその危機の時に本領を発揮し海外の人達の心を打ったのです。

日本人の強みは如何なる時でも心を失わない事だと改めて感じさせられます。

今を生きる私達にとても必要なものではないでしょうか。

おかしな風潮に流されず日本人の心・育んできた文化・失ってはならないものに目を向ける人達が増えてくれる事を願います。

このような時代に皆様とつながれる事を本当にありがたく思っております。