この1ヶ月も世界中で様々なことが起き、社会全体の混迷が深まっています。
次から次へとおかしな事が連続して起きていますが、日本も着々と管理・搾取を強める方向に社会が進んでいます。
最近は本当に顕著になってきました。
11月4日にはコロナだけでなく、インフルエンザでも強制入院・隔離の措置を可能にするために「感染症法」が改悪され、入院措置に応じない場合は罰則の適用が可能になりました。
コロナワクチンとインフルエンザワクチンの同時接種(両方ともmRNAワクチン)の義務化も検討されています。
左手にコロナワクチン、右手にインフルエンザワクチンを同時に接種するのです。
こんな異常な事が普通に行われるようになってきています。
更に2025年にCDC(アメリカ疾病予防管理センター)が東京に設置される事に合わせて感染症危機管理統括庁を新設し、厚労省の権限をそちらに移譲して今後はCDCからの指示を仰ぐという事です。
つまり、今まで普通に共存していたインフルエンザにまで過剰な対応を強要し、その後どうするかは日本ではなくアメリカが決めるという事になります。
ちなみにCDCの所長であるロバート・レッドフィールド氏は、ワクチン接種反対を唱える医師団から、
「なぜマスクや消毒やソーシャルディスタンスなど無意味な事を人々に強要するのだ。科学的根拠を示してもらいたい」と問いただされた際に次のように返答しているのです。
「科学的根拠などある訳がない。そもそもソーシャルディスタンスなど非科学の極みだ。
この何の意味もない行為は我々がでっち上げたものだ。だが、民衆はマスクを着用しワクチンまで接種してくれる。実に愉快だ。
所詮は医療もビジネスなんだ。君達もワクチン反対なんてやめたらどうか。君達の良心など民衆は理解しないよ」
と、笑いながら話したというのです。それにもかかわらず、なぜこのような重大な事実が広まらないのでしょうか。
日本はそんな人物がトップにいるようなCDCを有難がって誘致し、厚労省と同等の権限を与えると言っているのです。
この動きだけを見ても今の日本がとても危険な方向に進んでいるのが解るかと思います。
国民1人1人の幸せは完全に無視されている事は明白です。
今後もこの調子で管理・搾取を強める方向に社会は進みそうです。
この悪しき風潮に呑まれず、日本人として大切にするべきものを取り戻す事が大切な時代になっていると日々感じさせられます。
このような社会の中では、今まで以上にどう生きれば良いか迷う人達もたくさんいると思います。
ですが、こういう時こそ外側の出来事に惑わされ競争や分断に煽られるのではなく、日本人が元々持っている調和と共存を重んじる精神性と文化を取り戻す事が何より大切だと思います。
ワクチンやデジタル関連の問題に加え、物価の高騰やエネルギー危機・食料危機も叫ばれています。
特にウクライナ紛争勃発後、G7はロシアへの経済制裁の一環として、ロシアからのエネルギーを全面的に輸入禁止にすることに合意しました。
その事が今、各国に甚大な影響を及ぼしています。
日本もG7の加盟国ですから6月からロシアのエネルギーの輸入を停止しました。
それ以前はロシアから毎月数百億円分もの石油・ガスを輸入していたのに、これが一気になくなってしまったのです。
これで一時期は日本が危機的状況に陥ると大騒ぎになりました。
実際に欧州や欧米では大変な事態になっています。
ところが、日本は今も深刻なエネルギー不足にはなっていません。
私達も普通に生活する事ができています。なぜなのでしょうか。
その理由は中東の国々が日本の不足分を賄う役目を一手に担ってくれているからです。
経産省が発表した石油統計速報によると現時点の中東依存度は94%(サウジアラビア40%、アラブ首長国連邦35%、クウェート10%、カタール9%)です。
中東と日本は親密な関係が長らく続いており絶大な信頼関係を構築しているのです。
特に日本と良好な関係なのがアラブ首長国連邦とサウジアラビアの2国です。
中東の国々の石油産業を賄っている油田に日本の資本で開発された「アブダビ油田」というものがあります。
これに出資したことにより、日本は石油やガスを一から探索し地下から掘り出すリスクを負う代わりに、ここで産出した石油やガスを確実に輸入できるという権益を得ています。
つまり、日本が石油開発にかかる莫大な費用を前払いで負担し、代わりに産油国が採掘した石油でその費用を返していくという契約です。
通常、このような油田の契約では、負担してもらった費用を完済するまでが契約期間となり、たいてい20年程度です。
しかし、アブダビ油田と日本の契約期間は50年以上であり、費用の返済など関係なく信頼による契約を続けているのです。
1969年に日本が権益を確保して以来、信頼関係が続いており、しかも、2018年には契約期間の40年延長も正式に決定しています。
合計で100年近くもの契約を結ぶというのは通常ではありえない事なのです。
更に近年ではアメリカ・イギリス・フランスの3か国が権益を有していた「陸上鉱区」の契約が終了しましたが、ここでも新たな契約相手として日本を指名してくれました。
この「陸上鉱区」は中国や隣国も狙っていてアメリカも契約期間の延長などを迫っていたのですが、彼らはそれらの申し出を全て断り、日本を選んでくれたのです。
産油国にとって権益を認める相手というのは自国の資源開発を任せる存在ですので、組む相手を間違えれば自国のエネルギー産業を握られる事を意味します。
国の存続にも関わる重要な問題となります。
実際に中東諸国のなかでは、こういった権益を一切認めないようにしている国もありますが、当然の事だと思います。
それにも関わらず、大国からの申し出(実際は脅迫に近い)をきっぱり断り、アブダビ油田と陸上鉱区の両方の長期契約を結んでくれたのです。
今のような危機が叫ばれている状況下で、これがどれほどありがたい事なのか解るかと思います。
日本はアジアの国々だけでなく、中東の国々からもこうして信頼をされているのです。
「日本人となら何十年間も一緒にやっていきたい。どの国よりも信用できる。私達も日本に助けられてきた。」
と、多くの国の人達が言ってくれているのです。
少し話が逸れますが、日本は1971年にアラブ首長国連邦が独立する際、世界で一番早く国家承認をして独立の手助けをし、独立後も日本がインフラ開発や街づくりを担い、貧困者の救済も現地の関係者と一緒に積極的に行ってきました。
産業が発達していなかった1970年代の中東の国々に対しては、日本製の電気製品や自動車などもたくさん提供しました。
その頃のアラブ首長国連邦の道路は日本車ばかりが走っていたそうです。
家電やラジオ、時計などの電化製品も大半が日本製でした。
そして、首都であるアブダビの街の建設も全面支援しました。街の設計者も日本人です。
日本の建築関係者達は当時のザーイド・ビン大統領から信頼され何度も直接対面で議論ができるほどでした。
大統領に合う前には警備上必要なボディチェックがされますが、「日本人なら大丈夫」と言われ行われなかったそうです。
こういった事実からも解るように日本が助け信頼を得てきたのはアジアだけではないのです。
「日本となら何十年もやっていきたい」と言っていただけるのはこういう背景を今も忘れずにいてくれるからなのだと思います。
もちろん日本が助けられた時もあります。
1973年のオイルショックで日本が苦境に陥った時は、アラブ首長国連邦の全面的な援助によって日本経済が救われました。
オイルショックの原因は同年に発生したイスラエルと中東諸国との軍事衝突でした。
この紛争は、欧米諸国が非道にもイスラエルを使って中東の権益と資源を独占するきっかけを得るために起こされたものである事は明白でした。
このときに中東諸国が中心となって組織された「ОAPEC」は、裏でイスラエルと組み軍事支援をしていたアメリカ・イギリス・オランダなどへの石油・ガス輸出禁止をしました。
日本はというと敗戦によってアメリカの属国状態になってしまっているため、同様に敵対国と見なされ石油輸出を禁止されそうになりました。
しかし、この日本への輸出禁止に反対し「ОAPEC」を説得してくれたのがアラブ首長国連邦やサウジアラビアなのです。
彼らは、
「かつての植民地支配・人種差別に反対をしてアジアを解放し、各国を独立に導いていたのは日本である。
日本の懸命な行動によってアジアやインドは独立する事ができた。
特にインドが独立できた事で我々も大いに勇気づけられたはずだ。
今の日本はアメリカやイギリスと同調せざるおえなくなっているが、我々は日本の成してきた事を考慮しなければならない。
イスラエル・パレスチナ問題に対する日本の苦しい立場をしっかりと理解するべきである」
と、日本の立場を強く擁護してくれたのです。
それによって日本は世界でもいち早くオイルショックの危機から脱する事ができました。
彼らはこのようにОAPECの首脳達を説得してくれただけでなく、アラブ首長国連邦は日本を正式に「友好国」に格上げまでしてくれました。
それから現在となり、今度はアブダビ油田の40年の契約延長をし、陸上鉱区の契約にも日本を指名してくれたというわけです。
アメリカを中心とする権力と利権を欲する人達は、自分達の言う事を聞かず資源も豊富なロシアを潰すためにウクライナに戦争をさせた挙句、そのロシアや同盟を結んでいる中東からもエネルギーを止められ、自分達で勝手に危機に陥っています。
その紛争に日本も巻き込まれました。
彼らはイスラエル・パレスチナ紛争の時に過ちを経験しているにもかかわらず同じ事を繰り返しているのです。
しかし、日本はこうして中東の国々との信頼関係があったおかげで今も昔も危機を回避できています。
そして、中東側も日本との関係は大切であると思ってくれています。
大変ありがたい事だと思うと同時に、日本人として誇りに思える事でもあります。
この世界から寄せられる信頼は日本が植民地制度に反対し、人種差別撤廃のために尽力した事が始まりとなっています。
かつての日本人が、あの荒んだ時代でも心を失わずに正しい事を示そうとした姿勢は植民地で苦しんでいた国々から尊敬と信頼を集めました。
一部の人達の暴走により分断や競争が世界に広まり続けるなかでも、日本人は惑わされず調和や共存という本物の価値観を広めてきたのです。
その事がこうして今も私達の大きな助けになっています。
私達はこうした事実に目を向け、日本人の本質である武士道精神、日本の心や文化を取り戻す事がどれだけ素晴らしい事なのかに気付くべきではないでしょうか。
今の状況は下手をすれば私達の代で日本の心が消えてしまうのではないかと感じさせられるほどになっています。
コロナ禍を機に一気にそれは進みました。
https://twitter.com/uv312gwqdkt0/status/1592482805258551297?s=12&t=2krO4tUz_hQl9tEJNygwkQ
いつまでも悪しき風潮に従ってマスクやワクチンに迎合している場合でしょうか。
競争社会の価値観に染まって、大人から子供まで揃って勝ち負けや点数争いなどに目を奪われている場合でしょうか。
子供達に伝えなければならない事は競争社会で出世し成功する事でもなければ、おかしな風潮に迎合する事でもないはずです。
日本人の精神性が荒廃している今の状況ですら、日本は恩人だと言って支援いただいている意味を私達は真剣に考えるべきだと思うのです。
日本がここまで世界と信頼関係を積み重ねてこれたのは、世界の人達が日本人には本物の心と文化があると認めてくれているからです。
覇権を求め支配的だったからでもなく、迎合しやすい従属的な相手だったから信頼してくれたのではありません。
調和・共存を体現し、支配や従属などの非道がなくなるよう尽力していたからです。そこには真心があります。
私達は本当に大切するべきもの、失ってはならないものが何かを見つめ直すべきだと思います。
今の状況でも諦める事なく、皆様と武道の道を深め、日本の心を伝え合っていければ嬉しく思います。
このような時代に皆様とつながれる事を心より感謝しております。