空手道辻堂道場のブログ

神奈川県藤沢市辻堂にて空手の道場をやっております。 武道の心を皆様の人生に活かしていただきたいと願っております。 道場生の皆さんは真剣に楽しく稽古に励んでおります。 とても良い雰囲気の道場です。 競争や優劣の争いではなく、心を重視し、基本・型を中心に稽古しております。 よろしければ共に稽古しましょう。 お待ちしております。

2023年になり3ヶ月が経ちますが、ようやくコロナの分類も2類から5類へ下げられ、マスク着用も正式に任意となりました。

ですが、社会は以前と全く変わらず閉塞感に満ちておりマスク社会は依然として続いています。

国民の8割が「このままマスク着用を続けたい」という思いでいる事も世論調査で明らかになっているようです。

2020年から始まったコロナ禍は人々の価値観や意識をすっかり変貌させてしまった事を感じさせられます。

そんな中、環境問題が取り沙汰されて久しいですが、「人類の明るい未来のために、17の国際目標達成に協力してください」という活動が日本で活発化しています。

それがダボス会議と国連が提唱するSDGs(持続可能な開発目標)です。

このまま人間が環境を破壊し続けると地球に住み続けられなくなる・・・として突如始まったキャンペーンですが、その勢いは凄いものがあり各企業や学校で強烈に推進されてきました。

学生の就活でもSDGsに賛成している姿勢を見せると有利に働いたり、企業によってはSDGsへの協力が義務であるかのように社員に強制しているところまであります。

その流れの中で、日本の子供達までもがSDGsにどっぷり浸かってしまい、その結果「人間なんて地球からいなくなった方がいい」という意見まで出ているのです。

驚くべきは教師もその意見に理解を示しているというのです。今の社会の価値観がいかに狂ってきているかを感じさせられます。

子供達に「自分達はいなくなった方が良い」と思わせるような取り組みに未来があるとは思えませんが、

そもそもSDGsを推進していく事で持続可能な社会など本当に実現できるのでしょうか。

現に環境専門家や農業従事者の多くはこの活動の不可解さに気付き警鐘を鳴らしています。

SDGsが掲げている目標をよく調べてください。

実態を知ると明らかに一部の人達だけの利益や権力集中を目的とした活動である事がお解りなるはずです。

まだSDGsは始まったばかりです。多くの人達が実態を知ればこのような詐欺的なプロパガンダに惑わされずに済みます。」

と言っています。この発言の意味するものは何なのでしょうか。

例えばSDGsの17の目標の一つに「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」というものがあります。

この目標を掲げて日本では太陽光発電が強力に推進されています。

2050年までに東京のCо2排出を実質ゼロにすると高らかに都庁は方針を表明し、一戸建てやマンション、アパートなどの新築住宅に太陽光パネルの設置を義務化する方針を打ち出しました。

これは、住民から選択の余地を奪うということです。

この理不尽な動きは東京だけにとどまらず、政府は国民の税金を補助金にして太陽光パネル設置を推進しています。

2018年以降日本各地で設置は右肩上がりに増加し、太陽光発電の導入数で日本は世界3位になってしまいました。(この増加量だとすぐにでも世界1位になると言われています)

一見すると素晴らしい取り組みのように思えますが、実はとても危険な産業廃棄物を日本に集中的に押し付けられているだけなのです。

太陽光パネルの寿命は20年程度ですが、現在の日本に入ってきている太陽光パネルは大半が中国製であり寿命はもっと短く10年程度と言われています。

当然、寿命がきたら新しいパネルに取り換える必要があるのですが、太陽光パネルには鉛、カドミウム、セレン、ヒ素といった猛毒が大量に含まれています。

その為これを処分するにはリサイクルは難しく、産業廃棄物として埋め立てるしかありません。

環境省は2030年前後になると寿命を迎えるパネルが大量に出る事は確実であり年間80万tものパネルが排出されると発表しています。

こんな量の廃棄パネルは日本国内で対処できるものではないし、仮にこんな危険な物を埋め立ててしまえば日本の土壌が汚染される事になると環境省も警鐘を鳴らしているのです。

特にヒ素やカドミウムは日本4大公害の一つであるイタイイタイ病の原因にもなっています。

その原因となる猛毒を80万tも土壌に埋めるという事がどれほど危険な行為かは私達でも解ります。

実際にアメリカでも太陽光パネル(これも中国製)の処理ができずに砂漠に放置するという方法が取られました。

ヒ素やカドミウムの浄化は何年もかかりますので、その一帯は深刻な土壌汚染が広大な規模で進んでしまい立ち入り禁止になっています。

広大な国土のアメリカだからそのような無茶な方法が罷り通るのでしょうが、これを日本の国土でやればどうなってしまうでしょうか。

日本に入ってくるパネルは9割が中国製です。

一般的な家庭の屋根には10枚前後設置するのが通常のようで、太陽光パネルだけで100万円程にもなります。

新築で一戸建てに設置する際は、「補助金がでるので無料です」となってはいますが、設置するかどうかに選択の余地はなく「環境のため」などといって強制されるのです。

補助金は国民の税金から支払われるので私達の負担となりますし、10年後パネルの寿命がくれば交換の費用は自費でまかなわなくてはなりません。

しかも、パネルのほとんどは中国の新疆ウイグル自治区で弾圧されている人達が強制労働によって作らされている物だという事が国連から正式に発表されています。

パネルの作成時にはヒ素などが使用されますので危険である上に大変な労力が掛かります。

それを日給700円でやらされているのです。時給ではありません。日給です。まさに奴隷です。

このような非人道的な実態を知れば、人のためにも環境のためにもならない物を屋根に設置するなど誰もしたくないと思います。

毎度の事ながらとても理不尽な事が行われています。

税金によって中国からパネルが大量に購入され、設置の義務化によってどんどん中国にお金が流れていく仕組みになっているのです。

そのお金は人民解放軍や中国共産党に流れ、台湾有事の危機になり、やがては私達の危機にもなっていきます。

ご存知の方もいると思いますが、現在の日本の政府関係者や大企業関係者は親中派で固められており、日本ではなく中国や裏にいるイギリスの利益のために動いているのが実態です。

この愚かな政策によって日本の山々は外国企業によって買収され、自然を破壊され太陽光パネルが無作為に設置される事態になっています。

日本の山の多くがハゲ山になってしまい土砂災害の危険性も増大しています。

https://twitter.com/sukinisitemokei/status/1294097810787188737

最近の河川の氾濫や山崩れによる住宅地の崩壊などが増えているのも間違いなくこれが大きな原因になっている事は専門家の調査によって明らかにされているのです。

更にもう一例を挙げると、「全ての人に健康と福祉を」のスローガンで進められているアフリカ諸国への医薬品の提供でも、2種類の未承認薬を大量に投与し、投与後すぐに17人の子供が亡くなるという事態が起きています。

親にすら承諾を得ず子供達へ投与をしていた事が明らかになり、特に大きい被害を受けたナイジェリアの医師達を筆頭に多くの人達が徹底調査を訴えているのですが、未だになされないままです。

SDGsは他にも「飢餓をゼロに」、「人や国の不平等をなくそう」などと美しいスローガンを掲げています。

ですが、他の項目を見ても実際はこうした事例ばかりで、善意が利用されているといっても過言ではないと思います。

現在の日本ではSDGsが素晴らしい取り組みであるかのように言われ、多くの人達が率先して協力してしまっています。

今回のコロナ禍でもマスクの弊害、ワクチンの危険性を知らされず、素晴らしい事であるとして社会全体で協力してしまいましたが、それがどのような結果を招いた事でしょうか。

社会の異常さと閉塞感が増し、日本を取り巻く環境は危機的状況になってきています。

コロナ禍で言われていた「ワクチンは全ての人への思いやり」とか、「マスクで安心安全な社会を」などというSDGsのような美しいスローガンの実態はどうだったでしょうか。

23歳児を中心にマスク着用をする事で酸素不足になり脳機能や認知機能の低下、免疫機能の低下、表情が見えない事で感情が育たないなどの弊害が表面化してきています。

ワクチンが原因と思われる超過死亡率は今も増え続けているのに、いくら遺族が訴えても完全無視です。

皆のためにとワクチン接種率が増加した結果、ファイザーやモデルナなどの製薬会社が大儲けしただけでした。

彼らはワクチンが危険と解っていながら安全と偽っていた事を明らかにされ世界中の議会で訴えられています。

しかし、一切の責任を取っていません。

https://twitter.com/i/status/1615961450857783297

それどころかこれら製薬会社の役員達は先日まで開催されていたダボス会議(世界経済フォーラム)にもまるでVIPのような扱いで招待されているのです。

なぜこうして多くの人達を不幸にしている人物がこのように扱われるのでしょうか。

それもそのはずです。グレートリセットやSDGsはこのダボス会議から提唱されています。

世界の方針を決定する偉いとされている人物達が一体どこを見ているのかが解ります。

本当にSDGsに協力する事が私達や子供の未来を守る事になるのでしょうか。

この状況になってもまだ日本は平和だから大丈夫と言う人がいますが、それは先人達が命をかけて守ってきた文化的・精神的財産によって成り立っています。しかし、その財産は急速に失われつつあります。

日本の心や調和力が失われ競争・差別が激化し社会全体が閉塞感に満ちています。

手遅れになる前にこの事実を受け止め、今のうちに自分達はどのように生きれば良いのかを真剣に考えなければいけないと思います。

 

日本だけでなく世界でもSDGsやグレートリセットなどというおかしな価値観を押し付けられ混乱の最中にあります。

これ以上、彼らが広げている価値観に合わせていれば確実に支配・搾取が強まった不幸な社会になります。

だからこそ私達は日本の心・文化・歴史・生き方を取り戻し、日本人である事の誇りや喜びを共有する事が大切だと強く思います。

過去に世界が混乱した時も日本人は人としてのあるべき姿を見失う事なく、その姿勢を示してきました。

競争や分断を良しとせず、調和・共存を体現できる力を日本人は持っています。

私達日本人が世界から信頼され、多くの人達に与えてきた影響というのはSDGsなどとは全く違います。

本物の真心に基づくものでした。今こそそれを取り戻す必要があると思います。

そうした日本人の心を必要としてくれている国の1つにブルネイという国があります。

ブルネイは東南アジアのボルネオ島にあるマレーシアの隣国で小さな国ですが、天然ガスや石油など多くの地下資源が埋蔵しているため世界経済に大きな影響を与えています。

国民が税金や医療費を負担する事もなく学費も優遇されており、国王と国民の信頼関係がとても深い国です。

今や「アジアで最も裕福な国」として称えられています。

しかし、昔のブルネイは逆にアジアで最も貧しい国と言われていました。

それが日本の尽力により大きく変わる事になります。

アメリカ・イギリス・オランダの植民地支配によって貧困の極みに達していたブルネイは、1942年に日本がイギリスとオランダの支配から解放した事により独立のために日本と共に歩む事になりました。

当時のブルネイはボロボロでとても独立できる状態ではなかったため、日本は緊急処置として「日本国ブルネイ県」という位置付けとして全面支援をしました。

そして、この時日本政府から任命を受けた木村強氏がブルネイ県の知事に就任します。

宮城県出身の木村氏はすでに県庁に勤めながら商工業課長などのインフラに関わる仕事にも携わっていたために、ブルネイの復興支援に適任な人物であるとされたのです。

ブルネイは日本国ブルネイ県とされていましたが、日本の目的は植民地解放と人種差別撤廃が目的ですから、木村氏をはじめ日本政府関係者や防衛のために現地入りした陸軍も、当時の国王アハマド氏から地位や権威を取り上げたりせず、また国民の前で恥をかかせるような事は一切しませんでした。

木村氏は国王に最大限の敬意を払い、会う時は失礼のないように気を使いました。

そんな木村氏は「ブルネイ人の秘書を1人付けたいのですが適している人物を推薦していただけないでしょうか」と国王にお願いをします。

ブルネイを全く知らない木村氏は地元の事情を1番よく知っている人物に秘書になってもらう事は信頼関係を構築する意味でも重要な事でした。

国王は木村氏の申し出を受け入れはしましたが、当初は国王はおろか国民の9割が本心では日本に強烈な反日感情を抱いていました。

それもそのはずです。

イギリスやオランダに長く奴隷扱いされていたわけですから「日本もブルネイの資源を搾取する事が目的であろう」と思っていたのは当然の事でした。

ですから、秘書に任命された当時26歳だったオマル・アリ・サイフディン氏は、国王から密命を受け木村氏や陸軍の動向を監視する役目を担っていたのです。

そんな不信感に満ちた状態ではじまったブルネイ復興支援でしたが、日本の態度は予想と全く違いました。

木村氏がオマル氏に最初に現地視察の案内を依頼したのは石油資源関連地域ではなく、国民が生活している貧しい村だったのです。

そして、木村氏は密林に囲まれている当時の村々の大半は何のインフラ整備もされておらず、歩く道も確保されていない事を確認します。

そこで木村氏はブルネイは国土の8割が熱帯雨林で自生ゴムの木が大量に育っている事に目を付け、ゴムを製造する機械を日本軍の資金を使い調達します。これを復興の第1歩にしようとしたのです。

陸軍はちょうど軍備増強の予算を確保したばかりでしたが、木村氏の提案を受け、すぐにその資金をブルネイ復興に回す事に同意したそうです。

現在の日本の学校では陸軍と言えば日本を戦争に引きずり込んだ元凶のように扱われていますが、こういった真実の歴史を知ると教科書とは全く違う本当の姿が見えてくると思います。

その資金によって大規模な造成を行い、多数のブルネイ人を雇用し正当な給料を支払いました。

そして、このゴム製造で発生した莫大な収益は全て現地の通信施設や水道施設、インフラに投資し貧困家庭への支援に回されました。

本来であれば元手は陸軍の資金なので軍に返すべきですが、施設投資で得た収益は日本だけの利益にせず、ブルネイ独立のために惜しみなく投じたのです。

当時の日本政府は石油施設以外の用途への投資は出来るかぎり少なくするようにと命令を出していたので、木村氏の行為は命令違反と見なされる可能性がありましたが、これも承知の上で木村氏はブルネイ人の豊かな生活を優先しました。

陸軍や派遣された調査員も、木村氏とブルネイ国民の間に信頼関係が構築されている様子を見てむしろ後押しをしていたのです。

秘書を務めていたオマル氏も、「日本は本当にブルネイを独立させようとしてくれている」と日本人に対して心を開き、他のブルネイの人達もたった数ヶ月で日本人に対して友好的になり尊敬の念を寄せるようになっていきました。

更に、ブルネイ人が日本に信頼を寄せてくれる出来事が起こりました。

木村氏は「イバン族」の居住地を案内してほしいとオマル氏に依頼します。

この依頼にはオマル氏と多くの人達は驚き反対します。

というのも、ブルネイにはマレー系住民の他にも様々な部族がいたようですが、その中でもイバン族は全ての部族のなかで最も危険な集団と言われていました。

実際にイバン族は昔から他の部族と仲が悪く、刃物による殺傷事件も圧倒的に多い部族でした。

しかし、ブルネイを良い国にしていくためには全ての部族が心を1つにしなければならないし、欧州諸国による植民地政策から独立していく事はできないと考えた木村氏はイバン族の協力を得ようと尽力しました。

慎重に何度も何度もイバン族と話し合いを重ね、同時進行で広範囲にわたるインフラの構築を進めイバン族の居住地域もしっかりとケアしていた結果、イバン族の人達は木村氏の話しや提案に応じてくれるようになっていきました。

ついには困った時は木村氏や日本人に助けを求めるようになっていったと言います。

これにはオマル氏や他の部族の人達も「あのイバン族が笑っている・・・」と大変驚いたそうです。

その結果、常に国内で争い合っていたブルネイは「皆が力を合わせて一つになる」という考えを持つようになっていったのです。

木村氏を始めとした日本人はブルネイを植民地支配から脱却させ、部族同士の争いまで解決し、独立までさせているのです。

その後、木村氏は隣国のマレーシア復興のために異動を命じられますが、「ブルネイ最後の日」と記された日記には、

「別れの日を迎えて私の前で大変多くの人達が見送りに来てくれた。

何より嬉しかったのはあれほど対立していた部族同士の人達が私や日本に信頼を寄せてくれて一緒に見送りに来てくれていた事だ。

こちらが恐縮してしまうぐらい泣き続ける地元の人達の様子を見て心から感謝をするとともに、日本はこれからも人種差別撤廃を世界に訴えなければならない。それは日本だけでなく多くの国々が取り組むべき事であると確信する。

私自身もブルネイの人達と別れを惜しんだ1時間半はとても幸福なものであった。」
と、記されていたそうです。

当時の日本には「刀を抜かない・人を斬らない・人を愛する」という武士道を体現していた人達がいたのだと改めて感じさせられます。

その22年後に木村氏の秘書を務めたオマル氏はブルネイの国王となり木村氏と再会します。

そして、オマル氏は「また私と一緒にブルネイで働きませんか」と提案するのです。

木村氏はこの申し出を、

「今やブルネイは私が知事としてやって来た当時とは違い、部族同士の争いは完全になくなり、お互い助けあいアジアで最も裕福な国と言われるまでになっています。今後もオマルさんの元でブルネイは発展していけます。日本人の私が横やりを入れてはいけない」と丁寧に断ります。

これを聞いたオマル氏は、「今も昔もあなたは素晴らしい方だ。改めて木村さんと日本の皆さんを尊敬する。」と返答するのです。

そうした日本への信頼は今も受け継がれています。

現在のブルネイ国王であるハサナル・ボルキア氏は、行事や祭りの際には積極的に国民の輪の中に入り、11人と握手をしながら何か困っている事はないか耳を傾け、貧困家庭には素早く援助の手を差し伸べるなどしており、国民との信頼関係が大変深い方です。

権力に溺れずこのような振る舞いができる人は滅多にいないと思います。

その方が日本に来た時にこのように述べています。

「私達は日本を尊敬し信頼している。これからも日本は私達の見本である。世界で日本だけは裏切らなかった。

一番ブルネイが苦しかったあの時代でも絶対に日本だけは裏切らなかった。他の国々は日本のように変わっていかなければいけない」

と、言ってくれているのです。

今のSDGsやグレートリセットなどとは違い、日本人の武士道精神がいかに素晴らしい影響を与えてきたのかが解るかと思います。

日本人はこうして深い信頼を寄せていただいているのです。ありがたい事ではないでしょうか。

日本人が本気になればこの閉塞感と不安に満ちた社会にどれだけの良い影響を与えられる事でしょうか。

今の日本では、「日本人の力は調和であり共存であり真心であり愛の深さ」などと言おうものなら右翼や頭のおかしな人として扱われがちです。

ですが、こうした話しや海外の人達の声を聞くとそれは本当である事が解ります。

本来の日本人は支配・搾取・競争の価値観に対して一番に反対ができる人達だったのです。

私達はいつまでも政府や権力の命令が絶対だとか、競争社会のなかで勝つことを目標にするといった悪しき価値観に従うのではなく、

ブルネイのような国の人達の思いに恥じない生き方を選ぶべきだと思うのです。

今の社会に必要なのはSDGsなどではなく、本当の日本の心と文化だと思います。

この事に11人が目を向け、本来の力である調和力を発揮し、信頼や協力によって社会を回すことができれば日本は立ち直っていけるはずです。

それを望んでくれる人達が日本以外にも多くいる事を忘れてはいけないと思います。

皆様と共に武道の道を深め、日本の心を伝え合っていくことにより、日本の未来がより良い方向に向かうと信じております。

このような時代に皆様とつながれる事を心より感謝しております。



2023年を迎えコロナ騒動から3年以上が経過しようとしています。

2020年以降、社会の隠された実態が徐々に浮き彫りとなっていますが、昨年1年間だけを見ても混乱や閉塞感は更に増した年でした。

不自然に繰り返される増税、保険証を廃止しマイナンバーを義務化する動き、ワクチンによる超過死亡の増加、悪化するウクライナ紛争、勢力を拡大し続ける軍需産業、日本の米農家と畜産農家の相次ぐ廃業、30%以下に陥っている日本の食糧自給率、学校で導入されるコオロギ昆虫食、終わりの見えないマスク社会、中高生の貧困率・自殺率が過去最高に到達、うつ病やガン患者も日本が世界一を記録、尖閣諸島や台湾の緊張状態など数え上げればキリがありませんが、このどれもが今も解決されないままです。

2023年はこの混迷が更に深まる事は確実です。

何故ならこれらは利権や権力を欲する人達の行動によって起きた人為的な問題ばかりです。

こういった人達の発言や行動を見ていると一連の問題をまるで解決する気がない事が解ります。

それを象徴するかのように世界経済フォーラム会議(通称ダボス会議)で、議長のクラウス・シュワブ氏が、

2025年~2030年までにグレートリセットを完成させるため、2023年はその土台作りを一気に進めなければならない。コロナによって表面化した様々な問題を解決するためには新しい社会システムが必要で、そのためにはグレートリセットを強力に推進しなければならない。」と発言しています。

この言葉だけでは何を言っているのか解りませんが、その内容はこういうものです。

従来の紙幣と会計システムはすべて廃止し、マイナンバーと紐づけたデジタル通貨以外では経済活動ができないように中央銀行で一元管理するシステムに移行させる。

その中央銀行が人々のお金を社会信用スコアシステムによって管理し、ダボス会議の方針に従わない者は罰則として特定の物や場所でしか使えないようにプログラムする。

この社会信用スコアは中国で導入されており、

実際に中国ではワクチン未接種者・マスク未着用・SDsの取り組みに協力しない者、夜間外出者、飲み会や会合を実施している者などは主なスコアの減点対象者となり、スコアが低ければスーパーで買い物ができない、車や住宅などの高額ローンは組めない、希望の仕事はできず低スコア専用の仕事にしか就けない、国の公共制度も受ける事ができないといったものにされています。

簡単に言うとグレートリセットとは全ての人が行動・発言を逐一管理され格付けされ、スコアの点数で社会的待遇を勝手に決めていくような社会にする計画の事なのです。権力者にとっては実に都合の良いシステムです。

更に非道なのは生活必需品までもが供給制にされ、スコアが低いものは食べ物や着る物も供給しないと公表している事です。

ダボス会議とシュワブ氏は、この計画を世界でいち早く実施している中国共産党を「世界の手本となる取り組みである」と発言し、中国の国家主席とも非常に親密な関係を築いています。

これだけ多くの人達の自由や権利を奪い続けるような人物を称賛しているのです。

最近もシュワブ氏は、「2030年までに個人の自由・所有物・権利は地球上から消滅するだろう。いや、するのだ。」と発言し喝采を浴びています。

皆様でしたらどうでしょうか。「個人の尊重など必要ない。私が支配して管理する。そうすれば人間の暴走は止まり地球は平和になる」などと愚かな事を本気で話す人物がいたら拍手を送ったりするでしょうか。

世界を動かすダボス会議とは、この言葉に称賛を送る人達の集まりなのです。

グレートリセットやSDGsなどもこの会議から提唱されています。

これを子供達にも協力するように学校などで教えています。

そして、日本もこのダボス会議に参加し、「日本はグレートリセットに全面的に協力する」と表明しています。とんでもない事です。

その直後に官邸にシュワブ氏を招き、総理大臣は固い握手を交わしています。今も頻繁に来日しています。

日本はこのような考え方をする人達と一緒に今後の社会を作っていくと公式に宣言してしまっています。

こうして見ると最近の不可解な社会の流れの原因が見えてくると思います。

かつての日本人は支配・搾取の価値観が世界に蔓延しようとも、惑わされず人としてあるべき姿を示し続けてきたというのに、今の日本はそれに協力しているという状況です。

昨年末にも東京都はファイザー社と連携協定を締結しました。

東京都内の福祉・保険医療関係の分野で必要な物資はファイザー社が担当するというのです。

ファイザー社といえばワクチンが危険と解っていながら安全だと嘘を言って大多数の人達に強制接種を勧めた会社です。

それが東京の医療を担う事になります。何を馬鹿な事をやっているのかと思われる方も多いと思います。

しかし、ファイザー社の社長であるアルバート・ブーラ氏はダボス会議のメンバーであり、シュワブ氏とも非常に仲が良いのです。

日本はグレートリセットの全面的な協力を表明していますから、これも不思議ではありません。

この調子で今年も次々と私達の幸せとは逆の方向に社会は向かっていきます。

よく日本は平和だから大丈夫という人がいますが、それは先人達が命をかけて守ってきた文化的・精神的財産によって成り立っています。

その財産が急速に失われ、平和であるかのような雰囲気がギリギリ保たれているだけなのが実態です。

手遅れになる前にこの事実を受け止め、自分達はどのように生きれば良いのかを真剣に考えなければいけないと思います。

 

過去に世界が混乱した時も日本人は人としてのあるべき姿を見失う事なく、その姿勢を示してきました。

私達が日本人であり続けられるのも、世界から信頼され続けているのも、全てはそこが始まりになっています。

競争や分断を良しとせず、調和・共存を体現できる力を日本人は持っています。

それは世界一といっても大袈裟ではなく、こういう時代こそ日本人の力を発揮するべきではないでしょうか。

その事を私達以上に思ってくれている国の1つにパラオという国があります。

「日本とパラオの友好よ、永遠なれ」という本があります。

そこでは、日本に対するパラオの人達の思いがこう書かれています。

「日本が統治してくれていた時代は本当に良かった。

厳しい人達だったが私達を奴隷として扱わず一緒になって泥にまみれパラオが独立していけるようにあらゆる援助をしてくれた。 

パラオにとって日本人からいただいた真心は今も大切なものだ。

長年、植民地による奴隷生活しか知らなかった私達に心の通った関係を築き、共に生きる喜び、独立のために立ち上がる勇気を教えてくれた。

日本人のおかげでパラオ人の心は1つになり治安も良くなって犯罪もなくなった。

日本の武士道精神は世界中が見習うべきだ」と、言ってくれています。

パラオは独立の際に国旗もできるだけ日本に近づけたい、日本が日の丸なら自分達は月になって日本(太陽)を支えていこうという思いで、月を模した黄色い丸と夜を表した青い背景の国旗にしてくれました。

この旗はご覧いただければ解りますが、色が違うだけで日本の国旗にそっくりです。

丸が真ん中ではなく少しずれていますが、これはそっくりな旗にするのではなく自分達は一歩下がって日本を立てていこうという思いのこもったデザインとなっています。

パラオの人達が限りなく深い感謝と尊敬の思いを私達に寄せてくれているのが解ります。

更にパラオには日本との共同で建設された「JP橋」と呼ばれる橋があります。

これは日本のОDA(開発途上国経済福祉協力金)を原資として建設され、両国の友好を象徴する橋なのでJapanPalauの頭文字を合わせた名称がつけられました。

橋の共同工事の際には日本の技術者達の丁寧な指導と仕事ぶりを見て「日本人はいつの時代でも私達の恩人だ。教科書で習った事は本当だった」と感動を新たにする若者もたくさんおり、橋が完成する工事最終日にはパラオの全国民が集まり、日本の旗を持ちながら「日本ありがとう」と歓声を上げていたそうです。

今も橋の入り口には「Japan-Palau friendship Bridge」という名称と両国の国旗が刻まれた記念碑が建てられています。

この橋の名称も「JP橋」か「PJ橋」にするかの話し合いがあった時も、すぐに「JP」にする事で話がまとまったそうです。

国旗と同じく、一歩下がって日本を先に立てるという心遣いがここでも表れています。

学校でも「日の丸の旗の下に」という教科書を作り、このような日本に対する思いを子供達に伝え続けてくれているのです。

現地の人達はパラオ語のなかに日本語を混ぜて話しており、「まな板」や「草履」などといった単語が日常的に使われているほど、日本に対して深い感謝の思いを寄せてくれている国です。

今も終戦の815日には日本の国旗を掲げてくれる学校や企業があるというのですから大変ありがたい気持ちにさせられます。

こんな国がある事に驚かされますが、このように日本人を信頼してくれている国はパラオだけではありません。

台湾・インド・インドネシア・マレーシア・フィリピン・ミャンマー・タイ・バングラデッシュ・トルコ・アゼルバイジャン・アラブ首長国連邦・サウジアラビア・ポーランド・フィンランド・イラン・ブラジルなど実にたくさんの国々が日本に尊敬や感謝の思いを寄せてくれているのです。

他の国でもパラオのような話しがたくさんあります。

凄い事だと思います。日本人として誇りに思える事ではないでしょうか。

なぜ彼らは日本人にこうした思いを抱き続けてくれるのでしょうか。

これらの国の半分以上はパラオと同じく欧米や欧州諸国の植民地支配で苦められ、日本の尽力によって独立した国あるいは独立のきっかけを掴んだ国なのです。

日本人がかつての植民地制度に反対し、人種差別撤廃を実現させ何とか世界を平和にしようと孤軍奮闘していた姿勢は本物でした。

その事を現地の人達は今も忘れてはいません。

パラオの話に戻りますが、1800年代のパラオはドイツやスペインに占領されていました。

その統治方法はパラオの人達には一切の利益が入らず資源を奪うだけ奪う「動物園政策」などと呼ばれるものです。

1次世界大戦で両国が没落するまでそんな状況が続いていたのです。

戦争のダメージによって没落した両国に代わり、国連からパラオ復興の依頼を受けた日本が現地入りした時は長きにわたる弾圧によって国全体が悲惨極まる状態だったようです。

日本の目的は人種差別撤廃が目的でしたから、現地の人達を奴隷扱いはしません。

サトウキビや各種野菜、米・麦・大豆の農業開発を積極的に指導支援し、マグロの缶詰工場、商店街の設置と経営、鉱山開発をパラオ人と一緒に行い、積極的に雇用するだけでなく一部では経営も任せ独立に向けて懸命に支援しました。

学校も設立し、希望者には「木工徒弟養成所」という建築学校にも日本の全面支援によって無償で進学できるほどの手厚い支援でした。

その結果として、日本が来てから10年も経たず近代的な街並みが完成し、街中では日本人とパラオ人が談笑する様子が当たり前になっていきました。街中が陽気な雰囲気に包まれていたそうです。

日本によって1800年代から続いた悲劇が10年で解消されたのです。

しかしその後、残念ながら日本はアメリカと望まぬ戦争になってしまいパラオも巻き込まれます。

パラオの人達はここで欧州・欧米諸国を入れてしまったら植民地に逆戻りになる事を解っていましたから覚悟を決めます。

そして、パラオの守備隊長をしていた中川州男大佐に、「日本人だけにパラオを守ってもらう訳にいかない。自分達も一緒に戦う」と伝えます。

当時の人達の証言によると強い決心で中川大佐に伝えたと言います。

中川大佐からしたら、当然の事ながらパラオの人達を何とか説得して脱出させなければいけません。

しかし、パラオの人達の決心は非常に固い上に敵軍は今日明日にでも攻めてきます。説得している時間がありません。

そこで、中川大佐は、

「パラオを守るのは私達の役目です。あなた達(パラオ人)は生き残るように。土人とは一緒に戦えません。逃げなさい!」

と、無理やり脱出させます。

信頼していた日本人から土人という屈辱的な言い方をされてしまい、ガッカリしたパラオの人達は戦いではなく脱出を選びます。

脱出のための船が出航する時も日本人は誰一人として見送りには来ません。

ところが、船が出航すると隠れていた大勢の日本人が笑顔で見送りに現れるのです。中川大佐達の姿もありました。

そして、脱出の際に両手を振りながら「今までありがとう。必ずパラオを立て直してください。」と笑顔で言ってくれる中川大佐の姿を見て、パラオの人達は土人という言葉を用いた真意は自分達を早く脱出させるためだったのだと悟ったと言います。

その時に、「ありがとうはこちらの方なのに・・・」と思わず涙を流しながら、「パラオを日本のような国にする」と決意したといいます。

中川大佐はパラオ在任中に、「我々は侵略が目的ではない。愛を信じられるからこそ困難に耐えられるのである」とよく話していたそうです。

現在のパラオはその時に脱出した人や、「木工徒弟養成所」で習った人達によって立て直されてきたのです。

これは漫画ではなく当時の人達の証言に基づく実話です。

日本人は世界中が支配・搾取でどうしようもなく荒れていた時代にこのような行動をしてきたのです。

これが現在も日本が世界から尊敬され信頼されている大きな理由の1つです。

戦いに強かったからとか、経済的メリットがあったからとかで信頼されているのではありません。

調和・共存を願い、競争・支配などの非道がなくなるよう尽力した姿勢が本物であったと感じてくれているからです。

今の日本では、「日本人の力は調和であり共存であり真心であり愛の深さ」などと言おうものなら右翼や頭のおかしな人として扱われがちです。

ですが、こうした話しや海外の人達の証言を聞くと本当である事が解ります。

本来の日本人は支配・搾取・競争の価値観に対して一番に反対ができる人達だったのです。

しかし現在の日本は、ワクチンやマスクを疑問もなく受け入れ、競争を選び差別がうまれ、管理・搾取を強めるためのグレートリセット・SDsなどを良い事として子供にまで教え込んでいます。

私達はいつまでも政府や権力の命令が絶対だとか、競争社会のなかで勝つことを目標にするといった悪しき価値観に従うのではなく、

パラオのような国の人達の思いに恥じない生き方を選ぶべきだと思うのです。

この事に11人が目を向け、本来の力である調和力を発揮し、信頼や協力によって社会を回すことができれば日本は立ち直っていけるはずです。

それを望んでくれる人達が日本以外にも多くいる事を忘れてはいけないと思います。

最近は「国が信用できないなら自分達でやる」と崩壊しつつある日本農業への一般の人達による支援や、感染対策をお客に求めない飲食店を応援する動きなどが活発になっています。これこそ価値ある行動だと思います。

目立たない動きかもしれませんが、そこに本物の心があります。

こうして自分の周りから少しずつ信頼や協力を広めることは、権力が何をするかに左右されず11人ができる事だと思います。

自分1人では何も変わらないと諦める人もいますが、まだ十分にやれる事はあります。

皆様と共に武道の道を深め、日本の心を伝え合っていくことにより、日本の未来がより良い方向に向かうと信じております。

このような時代に皆様とつながれる事を心より感謝しております。


この1ヶ月も世界中で様々なことが起き、社会全体の混迷が深まっています。

次から次へとおかしな事が連続して起きていますが、日本も着々と管理・搾取を強める方向に社会が進んでいます。

最近は本当に顕著になってきました。

114日にはコロナだけでなく、インフルエンザでも強制入院・隔離の措置を可能にするために「感染症法」が改悪され、入院措置に応じない場合は罰則の適用が可能になりました。

コロナワクチンとインフルエンザワクチンの同時接種(両方ともmRNAワクチン)の義務化も検討されています。

左手にコロナワクチン、右手にインフルエンザワクチンを同時に接種するのです。

こんな異常な事が普通に行われるようになってきています。

更に2025年にCDC(アメリカ疾病予防管理センター)が東京に設置される事に合わせて感染症危機管理統括庁を新設し、厚労省の権限をそちらに移譲して今後はCDCからの指示を仰ぐという事です。

つまり、今まで普通に共存していたインフルエンザにまで過剰な対応を強要し、その後どうするかは日本ではなくアメリカが決めるという事になります。

ちなみにCDCの所長であるロバート・レッドフィールド氏は、ワクチン接種反対を唱える医師団から、

「なぜマスクや消毒やソーシャルディスタンスなど無意味な事を人々に強要するのだ。科学的根拠を示してもらいたい」と問いただされた際に次のように返答しているのです。

「科学的根拠などある訳がない。そもそもソーシャルディスタンスなど非科学の極みだ。

この何の意味もない行為は我々がでっち上げたものだ。だが、民衆はマスクを着用しワクチンまで接種してくれる。実に愉快だ。

所詮は医療もビジネスなんだ。君達もワクチン反対なんてやめたらどうか。君達の良心など民衆は理解しないよ」

と、笑いながら話したというのです。それにもかかわらず、なぜこのような重大な事実が広まらないのでしょうか。

日本はそんな人物がトップにいるようなCDCを有難がって誘致し、厚労省と同等の権限を与えると言っているのです。

この動きだけを見ても今の日本がとても危険な方向に進んでいるのが解るかと思います。

国民11人の幸せは完全に無視されている事は明白です。

今後もこの調子で管理・搾取を強める方向に社会は進みそうです。

この悪しき風潮に呑まれず、日本人として大切にするべきものを取り戻す事が大切な時代になっていると日々感じさせられます。

このような社会の中では、今まで以上にどう生きれば良いか迷う人達もたくさんいると思います。

ですが、こういう時こそ外側の出来事に惑わされ競争や分断に煽られるのではなく、日本人が元々持っている調和と共存を重んじる精神性と文化を取り戻す事が何より大切だと思います。

 

ワクチンやデジタル関連の問題に加え、物価の高騰やエネルギー危機・食料危機も叫ばれています。

特にウクライナ紛争勃発後、G7はロシアへの経済制裁の一環として、ロシアからのエネルギーを全面的に輸入禁止にすることに合意しました。

その事が今、各国に甚大な影響を及ぼしています。

日本もG7の加盟国ですから6月からロシアのエネルギーの輸入を停止しました。

それ以前はロシアから毎月数百億円分もの石油・ガスを輸入していたのに、これが一気になくなってしまったのです。

これで一時期は日本が危機的状況に陥ると大騒ぎになりました。

実際に欧州や欧米では大変な事態になっています。

ところが、日本は今も深刻なエネルギー不足にはなっていません。

私達も普通に生活する事ができています。なぜなのでしょうか。

その理由は中東の国々が日本の不足分を賄う役目を一手に担ってくれているからです。

経産省が発表した石油統計速報によると現時点の中東依存度は94%(サウジアラビア40%、アラブ首長国連邦35%、クウェート10%、カタール9%)です。

中東と日本は親密な関係が長らく続いており絶大な信頼関係を構築しているのです。

特に日本と良好な関係なのがアラブ首長国連邦とサウジアラビアの2国です。

中東の国々の石油産業を賄っている油田に日本の資本で開発された「アブダビ油田」というものがあります。

これに出資したことにより、日本は石油やガスを一から探索し地下から掘り出すリスクを負う代わりに、ここで産出した石油やガスを確実に輸入できるという権益を得ています。

つまり、日本が石油開発にかかる莫大な費用を前払いで負担し、代わりに産油国が採掘した石油でその費用を返していくという契約です。

通常、このような油田の契約では、負担してもらった費用を完済するまでが契約期間となり、たいてい20年程度です。

しかし、アブダビ油田と日本の契約期間は50年以上であり、費用の返済など関係なく信頼による契約を続けているのです。

1969年に日本が権益を確保して以来、信頼関係が続いており、しかも、2018年には契約期間の40年延長も正式に決定しています。

合計で100年近くもの契約を結ぶというのは通常ではありえない事なのです。

更に近年ではアメリカ・イギリス・フランスの3か国が権益を有していた「陸上鉱区」の契約が終了しましたが、ここでも新たな契約相手として日本を指名してくれました。

この「陸上鉱区」は中国や隣国も狙っていてアメリカも契約期間の延長などを迫っていたのですが、彼らはそれらの申し出を全て断り、日本を選んでくれたのです。

産油国にとって権益を認める相手というのは自国の資源開発を任せる存在ですので、組む相手を間違えれば自国のエネルギー産業を握られる事を意味します。

国の存続にも関わる重要な問題となります。

実際に中東諸国のなかでは、こういった権益を一切認めないようにしている国もありますが、当然の事だと思います。

それにも関わらず、大国からの申し出(実際は脅迫に近い)をきっぱり断り、アブダビ油田と陸上鉱区の両方の長期契約を結んでくれたのです。

今のような危機が叫ばれている状況下で、これがどれほどありがたい事なのか解るかと思います。

日本はアジアの国々だけでなく、中東の国々からもこうして信頼をされているのです。

「日本人となら何十年間も一緒にやっていきたい。どの国よりも信用できる。私達も日本に助けられてきた。」

と、多くの国の人達が言ってくれているのです。

少し話が逸れますが、日本は1971年にアラブ首長国連邦が独立する際、世界で一番早く国家承認をして独立の手助けをし、独立後も日本がインフラ開発や街づくりを担い、貧困者の救済も現地の関係者と一緒に積極的に行ってきました。

産業が発達していなかった1970年代の中東の国々に対しては、日本製の電気製品や自動車などもたくさん提供しました。

その頃のアラブ首長国連邦の道路は日本車ばかりが走っていたそうです。

家電やラジオ、時計などの電化製品も大半が日本製でした。

そして、首都であるアブダビの街の建設も全面支援しました。街の設計者も日本人です。

日本の建築関係者達は当時のザーイド・ビン大統領から信頼され何度も直接対面で議論ができるほどでした。

大統領に合う前には警備上必要なボディチェックがされますが、「日本人なら大丈夫」と言われ行われなかったそうです。

こういった事実からも解るように日本が助け信頼を得てきたのはアジアだけではないのです。

「日本となら何十年もやっていきたい」と言っていただけるのはこういう背景を今も忘れずにいてくれるからなのだと思います。

もちろん日本が助けられた時もあります。

1973年のオイルショックで日本が苦境に陥った時は、アラブ首長国連邦の全面的な援助によって日本経済が救われました。

オイルショックの原因は同年に発生したイスラエルと中東諸国との軍事衝突でした。

この紛争は、欧米諸国が非道にもイスラエルを使って中東の権益と資源を独占するきっかけを得るために起こされたものである事は明白でした。

このときに中東諸国が中心となって組織された「ОAPEC」は、裏でイスラエルと組み軍事支援をしていたアメリカ・イギリス・オランダなどへの石油・ガス輸出禁止をしました。

日本はというと敗戦によってアメリカの属国状態になってしまっているため、同様に敵対国と見なされ石油輸出を禁止されそうになりました。

しかし、この日本への輸出禁止に反対し「ОAPEC」を説得してくれたのがアラブ首長国連邦やサウジアラビアなのです。

彼らは、

「かつての植民地支配・人種差別に反対をしてアジアを解放し、各国を独立に導いていたのは日本である。

日本の懸命な行動によってアジアやインドは独立する事ができた。

特にインドが独立できた事で我々も大いに勇気づけられたはずだ。

今の日本はアメリカやイギリスと同調せざるおえなくなっているが、我々は日本の成してきた事を考慮しなければならない。

イスラエル・パレスチナ問題に対する日本の苦しい立場をしっかりと理解するべきである」

と、日本の立場を強く擁護してくれたのです。

それによって日本は世界でもいち早くオイルショックの危機から脱する事ができました。

彼らはこのようにОAPECの首脳達を説得してくれただけでなく、アラブ首長国連邦は日本を正式に「友好国」に格上げまでしてくれました。

それから現在となり、今度はアブダビ油田の40年の契約延長をし、陸上鉱区の契約にも日本を指名してくれたというわけです。

アメリカを中心とする権力と利権を欲する人達は、自分達の言う事を聞かず資源も豊富なロシアを潰すためにウクライナに戦争をさせた挙句、そのロシアや同盟を結んでいる中東からもエネルギーを止められ、自分達で勝手に危機に陥っています。

その紛争に日本も巻き込まれました。

彼らはイスラエル・パレスチナ紛争の時に過ちを経験しているにもかかわらず同じ事を繰り返しているのです。

しかし、日本はこうして中東の国々との信頼関係があったおかげで今も昔も危機を回避できています。

そして、中東側も日本との関係は大切であると思ってくれています。

大変ありがたい事だと思うと同時に、日本人として誇りに思える事でもあります。

この世界から寄せられる信頼は日本が植民地制度に反対し、人種差別撤廃のために尽力した事が始まりとなっています。

かつての日本人が、あの荒んだ時代でも心を失わずに正しい事を示そうとした姿勢は植民地で苦しんでいた国々から尊敬と信頼を集めました。

一部の人達の暴走により分断や競争が世界に広まり続けるなかでも、日本人は惑わされず調和や共存という本物の価値観を広めてきたのです。

その事がこうして今も私達の大きな助けになっています。

私達はこうした事実に目を向け、日本人の本質である武士道精神、日本の心や文化を取り戻す事がどれだけ素晴らしい事なのかに気付くべきではないでしょうか。

今の状況は下手をすれば私達の代で日本の心が消えてしまうのではないかと感じさせられるほどになっています。

コロナ禍を機に一気にそれは進みました。

https://twitter.com/uv312gwqdkt0/status/1592482805258551297?s=12&t=2krO4tUz_hQl9tEJNygwkQ

いつまでも悪しき風潮に従ってマスクやワクチンに迎合している場合でしょうか。

競争社会の価値観に染まって、大人から子供まで揃って勝ち負けや点数争いなどに目を奪われている場合でしょうか。

子供達に伝えなければならない事は競争社会で出世し成功する事でもなければ、おかしな風潮に迎合する事でもないはずです。

日本人の精神性が荒廃している今の状況ですら、日本は恩人だと言って支援いただいている意味を私達は真剣に考えるべきだと思うのです。

日本がここまで世界と信頼関係を積み重ねてこれたのは、世界の人達が日本人には本物の心と文化があると認めてくれているからです。

覇権を求め支配的だったからでもなく、迎合しやすい従属的な相手だったから信頼してくれたのではありません。

調和・共存を体現し、支配や従属などの非道がなくなるよう尽力していたからです。そこには真心があります。

私達は本当に大切するべきもの、失ってはならないものが何かを見つめ直すべきだと思います。

今の状況でも諦める事なく、皆様と武道の道を深め、日本の心を伝え合っていければ嬉しく思います。

このような時代に皆様とつながれる事を心より感謝しております。


鎌倉市空手道 大船道場ホームページ http://www.ofunakarate.com/

空手道 和(なごみ) http://30min.jp/place/2416257

辻堂道場ホームページhttp://tsujidokarate.com/index.html

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